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Sentimentality.
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坂田「大丈夫?まふまふ…」
まふ「っぅ……」
さかたんからの慰めなんて一切効かない。
何回も経験してきた事なのに、なんでこんなに苦しいんだろう。
----結婚の事とか考えない?
また、ぶわっと涙が溢れ出てくる。
まふ「さかたん…さかたん……僕」
まふ「やっぱり好き…」
そらるさんは、歌い手として、とても尊敬してる。1人の人間として、憧れて居る。
そんなふうに、感じてる。ぱずだった。
いままでは、どんな時もずっと一緒だった。
ーーでも、やっぱり、僕は男だ。
女らしい声をしていたって生まれた時から男だ。
彼とそれ以上の関係にはなれない。
でも、今のままでも良かった。
彼が彼女を連れてきたのは約1年前。
最初は、「良かったね」「お似合いだよ」としか、思ってなかった。
彼女は、白い肌で、黒く清いセミロングの子だった。
可愛いな..そらるさんにぴったりだ。
彼女を紹介されて1ヶ月。
明らかに僕たちには距離ができた。
ほぼ毎日会っていたにも関わらず、週に2回程度に減った。
ついには、同居を始めたそうだ。
まだ、何処か痛いけど、すぐ治る。
そう信じるばかりだ。
その後も沢山の出来事があった。
部屋を出ると、外でキスをしていたり。
僕との作業中に、彼女と長電話。
ついには、隣の部屋、そらるさんの部屋から女性の甘い声。
すべてに、心を痛めた。
ただ、独占欲が強いだけだと思った。
ーーでも、違った。
結婚の話を聞いて、視界が歪んだ。
違う。大丈夫。またすぐ治る。いつもの事だ。
でも、こんなに痛いのは苦しいのは初めて。
いままでなんかどうでもいいくらいに。
ー早く….早く……
彼の事を考えるだけで、幸せで苦しくて、こんなにも人のことで惑わされるなんて……
まさかとは思ってたけど
ーーーこれって
ーーーーー ” 恋 ” ?
気づいたらさかたんの家に居て、
さかたんは心配してくれた。
まふ「こんなに苦しいことなんて..なかったよ…」
まふ「あーあ」
涙を堪えて無理やり笑顔を作る。
まふ「今気づいたって..振り向きもしないのにな……」
間違ったな、って笑った。
そんな僕に対してさかたんは優しく抱きしめてくれた。
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