アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
絶望の瞬間
-
ガチャッ
まふ「そらるさっ!!!!………」
人生って残酷だ。
今、目にしてるものは、現実だ。
これが、僕の人生…なのか……。
ドアを開けたそこには、倒れているそらるさん。
好きな人が、大切な人が、倒れているのに、
体が動かない。
これは、夢、夢、夢。
自分に言い聞かせ、冷静になるよう言いかける。
違う、夢。覚めろ、早く。
また、焦ってくる。
まふ「そら…そ、そらる…さん…っ」
彼の名前を途切れ途切れで発しながら、段々と涙が出てくる。
現実を受け止められないで、
まふ「そらるさんっ……起きてくださいてぇっ…」
ひたすら呼びかける。
よく小説などで、
死ぬ前に気持ちを伝えようとかあるけど…
まふ「……死んじゃったら…意味ないじゃん…っ…」
床に手を付き、涙がポロポロと溢れ出てくる。
床が涙で滲み出る。
そらるさんの横には、あれ出ている、薬らしきビンがある。
まふ「嘘…」
慌てて寄りかかり、ビンを持ち上げる。
まふ「そーゆーこと…」
ビンには、"安楽死用の薬"と、書いてある。
なんの薬かは、擦れていてあまり見えない。
まふ「やっぱり…」
すべての幸せを奪われ、絶望に落ちる。
それは、"確定" だから。
まふ「なんでっ…っなんでっ……」
暗い部屋の中で、丁度顔辺りに放たれている光に視線を向ける。
彼の顔を見ると、気持ちよく眠っているようにみえる。
本当に楽だったのかな…。
彼のk顔の隣に手をおき、ゆっくり、顔を近づけてく、
そのまま、唇を重ね
涙を流した_____________ _ _
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 24