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守りたいもの。
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ブチッ・・ツーツーツー
携帯を片手に、動けない。
汗がとまらないくらいに焦っている。
呼吸が、荒い・・。
なんで・・・こんな・・思いしなきゃ・・
どうして、今こんなに苦しいんだ?
ーーー傷つけるだけです。
傷つけるだけ・・そんな・・俺・・
今までまふまふの足を引っ張っていたのか・・?
何年か前に言われた。
「一生ついていきます!大好きです!」
って。
多分、ストーカー被害があったころだったかな・・・
・・・・そんなころもあったな。
今は、もう・・
なにも救えないのか・・・・
なぜだ・・?
おれが役立たずだからか?
もう、俺は使えないのか・・
俺なんか・・・・・もう・・・・
・・・まふまふのそばにいてあげられないのか・・
ーーー余計なことはしないでください
・・・・
ごめん。浦田。
俺やっぱ、あいつを救いたい。
だって、あいつ・・まふまふは、俺の大事な・・
大事な・・・
大・・・
友達・・。パートナー・・。
どっちだ・・?
どっちも・・・?
顔を横にふり、結審する。
どっちでも、いい。今はまふまふを助けるんだ。
無理でも・・・やってみる・・。
だって、まふまふの気持ち知りたいし・・。
俺は、急いで天月の家に行った。
そら「出ない・・・」
さっきからノックしているのに、反応が一向にない。
いないのか・・・?と思いドアノブを回す。
キぃーーーー・・と音とともに家の中が見える。
開いたし。
そっと顔を中に近づけると、なにやら、話し声がする。
そーーーっと、耳を澄ますと・・
天月「ってよ・・」
天月の声だけが響き、あたりが静まり返る。
なにを話しているんだ?
気付くと、体のほうは、動いていた。
天月達から見えない死角で、そっと止まって、チラッと見る。
ーーーそこには、・・・・・・泣いているまふまふがいた。
俺は、とっさに動いた。
そら「まふまふっ!!」
飛びつくようにまふまふのもとに行き、問い詰める。
そら「まふまふ・・どうした・?何かあったのか・・?」
そんな俺を見て、まふまふ袖で涙をぬぐい、「大丈夫です」と答える。
大丈夫なわけない!きっとそうだ。今だって泣いている。
声をかけようとした時、
天月「呆れたよ、そらるさん。」
天月が口を開いた。
天月「人の家に勝手に入ってくるんだ・・しかもタイミング悪いね。」
なんできた?と、言わんばかりに俺をにらんでくる。
天月「邪魔しないでもらえますか?」
天月は人が変わったようなトーンでしゃべる。
そら「ほっとけるわけないだろ・・!こんなにも泣いているまふまふを見て・・、お前がやったのか・・?」
天月「だったら、なんですか?」
軽がしく言う天月。ちゃんと伝えてやる・・・!!
そら「まふまふは・・!!俺の・・!!」
そら「俺の・・・」
そら「・・大切な人・・だ」
まふ「・・・・!」
天月「そんな都合のいいこと・・・今更」
呆れるかのように吐き捨てる天月に
断言する
そら「・・・そうだよな」
そら「本当にそうだよ」
そら「今更。そんなこと・・・・・」
トーンと目つきを変えて
そら「・・・でもな」
まふまふだけを見て
そら「邪魔でもいいよ・・・、不要な存在でも・・・。それでも俺は」
大きく呼吸をしてーーーー
自分に正直になって
一言告げる
本当の今の気持ちを
大切な。まふまふにーーー
そら「まふまふを守るから。」
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