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【黄×赤】 隠 Part1
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「いやいや、何言ってんの。つけないよ」
じり、と後ろに下がる。
先程、刑務作業後の帰路でアムムムムに手渡されたもの。それはローターだった。
なにこれ、とアムムムムに問いかけると、
『安直に言うと、それをあるにあにつけてほしいんだよね』
と言われ、今に至る。
「え、なんで?いいじゃん」
「いやなにが!?なにも良くないんだけど!」
大声で叫んでしまい、看守その他諸々に振り向かれる。
「どうしたあるにあ。喧嘩か?」
「あっ…いや〜なんでもないで〜す……」
するとアムムムムはそれに乗じて小声で「次の自由時間までにはつけといて」とだけ言い、3人のところに軽い足取りで走っていった。
1人取り残されたあるにあは手を中に放り出されたピンク色のローターをしょうがなくポケットにしまい込み、走り出した。
そして、房に入るやいなや同房のラムザに話しかけられる。
「あるにあ、アムムになに渡されてたの?」
見えないように隠していたつもりだったがラムザはしっかり目撃していたらしい。
背筋が凍り、思わず視線を泳がせてしまう。
「え、…え?なんにも渡されてない、けど?」
「嘘つけ、ピンク色のなんか見えたぞ」
色まで判別されてた…。
非常にまずい。バレたらまず俺が変態だと思われる。
「ち、ちが、あれは花だよ、花!」
必死に取り繕う。
ラムザは顎に手を添え、考え込む仕草をする。
「んー、そっか〜。なんか脱獄に役立つなにかかな〜って思ったんだけど」
ラムザさんが脱獄しか考えてないやつで良かった。
「は、はは…じゃあ俺眠いからもう寝るね!おやすみ!!」
不器用に言葉を投げつけ、上のベッドに横になる。
なかなか眠れずにいると、下の方でラムザの寝息が聞こえる。
刑務所内は消灯され、看守たちのライトだけが俺たちを照らす。
不定期に看守たちが出入りすることを考えると、その来ていない間にローターを入れるしかないのはわかっていた。
因みに入れないという選択肢はない。
入れなかったとして明日アムムに何されるかわからない。
みんながいる所で隠れて入れさせられるかもしれない。
それを考えるとみんなが寝静まった今しかないのだ。
そっとポケットからローターを取り出す。
長さは縦に3センチほど。
全く入りそうにないそれをまじまじと見つめる。
でも入れなきゃいけない。
よくよく考えれば解すものがない。
仕方なく、あるにあは指を口内に忍ばせた。
指に唾液をよく絡ませ、空いている方の手でズボンを下ろす。
そして、指を孔に宛てがい、力を入れる。
にゅる、と段々中に入っていく。
異物感に顔を顰める。
息が荒くなってくる。
「は、はぁ…、」
人差し指の第1関節が入ったところで、足音が聞こえる。
頭を持ち上げるとよりにもよって看守長のジャンクが見回りに来ていた。
必死に寝たフリをする。
看守長の足音が近づいてくる。
すると、あるにあたちの房の前で足音が止まった。
目を瞑っている中、ライトの光が当たる。
ベッドが上といっても見えない確証はない。
しばらくすると足音は遠ざかっていき、やがて無音になった。
そして、再び指を深くに沈めようとする。
「ぅ、あ…っ」
身体が熱くて、脳みそがどろどろに溶けてなくなってしまいそうだった。
第2関節までたどり着いた時、ちょっとした好奇心から指を色々な方向に動かしてみる。
「っう、あぁっ…」
速攻で口を押さえる。
なにやってんだ俺。早く入れるもの入れて寝よう…。
今の快感をなかったことにするかのように人差し指が全ておさまるところまでなんとか解し終わる。
「入れるか……」
ローターを孔に宛てがい、強めに押す。
するとローターはいとも簡単に中に入っていく。
「ひん、んっ…」
解したところまで入れようとした時、下からあるにあを呼ぶ声。
「ん…あるにあ…?」
思わず体がびくっ、と揺れ、その拍子に肘が思いっきりに壁にぶつかる。
ローターは反動で解していない奥の奥まで挿入されてしまった。
「あ゙、ぁあっ…!?」
前がじんわりと暖かくなる。
ガクガクと身体が揺れ、自分でも聞いたことの無いような声が漏れる。
「うお、あるにあ…?どうした?」
「ん、んぁ、っ…?」
なにも理解出来なくて喘ぎ混じりの声で返事をする。
飛び起きたであろうラムザが下からあるにあを呼ぶ。
「どうしたその声(笑)体調でも悪い?」
最初こそ冗談混じりだったが、やがて心配してくる。
失礼だがこんなに人の心配がいらないと思ったことはない。
「う、なんでも、ない…なんでもないから…っ」
ズボンをあげたくても全身に鳥肌が立ち、ぞわぞわして動けない。
余韻に浸りたいと身体が言っている。
「ほんとかぁ?どれ、俺が調子を診てやろう」
いや、シャレにならないからやめて…!!
心の中ではそう思っていても身体は動かない。
「いい…ほんとにいいから…」
声を振り絞って懇願する。
心配してくれるのは有難いが、今それは必要ない。
「え、そんなに?わかったよ(笑)」
観念したのかラムザはおやすみ、と発し、またしばらく経つと寝息が聞こえてきた。
「おやすみ…」
先程まで全身を駆け巡っていた快感も少し落ち着き、仰向けになる。
肘をぶつけたことによる衝撃でローターが奥に押し込まれ、達してしまったようだった。
下着が濡れて気持ち悪い。
しかし、着替えがあるわけでもなく、そのままズボンを上げた。
ローターの位置を少し下にずらせば良かったものの、達した疲れからかあるにあは眠りに落ちてしまった。
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