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コンコン、と規則正しくドアが鳴らされる。
いいよ、と言うと音を立てずに自室のドアが開く。
そこに立っていたのはアムムムムだった。
「どしたの?」
「ん、いや…」
はっきりしない返事に頭の上にはてなが浮かぶ。
アムムは見慣れた三白眼を右下方向に動かし、なんでもないんだけど、、と明らかな嘘をつく。
「じゃあなんで来たの」
するとアムムは急にずかずかとゲーミングチェアに座っているタップの目の前へと立ちはだかった。
「俺たち、今日で付き合って2ヶ月だよ」
「え、あぁ、そうだったか」
タップはそういうことに無頓着なのは知っていたが少し苛立ちを覚える。
「覚えてなかったの?」
アムムが明らかに悲しみと怒りを含んだ表情をした。
「ごめん、でもちゃんとアムムのこと好きだから」
純粋な気持ちを伝えたかっただけなのだがそれがいけなかったらしく、アムムはタップの肩を掴んだ。
「アムム、?」
タップの悪気が全くない純粋な瞳に見つめられてアムムムムは正気に戻った。
「ごめん、なんでもない…」
少し色んなことを期待していた自分が恥ずかしく思えた。
明日も変わらず仕事だし、当然だよな。
そう思っていた矢先、タップが小さな声でこう言った。
「そういうことしたいんだったら、いいよ…。てか、したいかも、」
そう言ってアムムムムの返事を待たずにゲーミングチェアからベッドへ移る。
タップからそう提案されたのは初めてだったし、なにより期待していた自分がいたからとても嬉しかった。
「本当に、?」
「嘘は言わないよ」
少し照れたかと思えばすぐに無機質な瞳になる。
俺はこういうところに惚れたんだ。
「明日も仕事だから、本番まではおあずけね」
「わかってる」
死に急ぐかのようにタップに近づき対面になる。
初めてではないはずなのに心臓が高鳴って壊れてしまいそうだ。
「一緒に、シようか」
「…うん」
目を少しばかり泳がせてタップは頷く。
アムムのソコは既に期待で形がわかるほどに膨らんでいた。
「もう、勃ってる」
タップは俺の性器に手を伸ばそうとした。
その手を1度制止した。
「まずはタップから」
アムムなりの尽くす姿勢が嬉しかった。
下着姿になる。アムムは俺の性器に手をあてがった。
「優しくする」
そう言い、性器を型どりながら指先でシルエットをなぞられる。
腰あたりにまとわりつく心地よいゾクゾク感にぴく、と反応する。
「最近自分でシてる?」
なぞられただけで反応する感度の良さに質問を投げかけずにはいられなかった。
「ううん、めっちゃ久しぶりだから…やばいかも」
タップはもう既に息が上がっている。
下着の上からでもはっきりとシルエットが浮かび上がってきた。
下着越しで上下に撫でてみる。
「っん、…」
恥ずかしいのか声を我慢しているようだ。
声は我慢できても身体はびくびくととどまるところを知らない。
「声、我慢しないで俺に聞かせてよ」
「はずかしいよ、…」
苦しそうな表情をして物憂げに俺の手を見ている。
直接触ってほしいのが丸わかりだ。
「じゃあ声我慢できないくらい気持ちよくさせてやる」
アムムは拗ねた子供のように意地を張っている。
これ以上気持ちよくさせられたらと考えるだけで胸が高鳴る。
「直接タップの弱いとこ触るからな」
こう言われてしまった以上俺に拒否権はない。
されるがままに下着を下げられる。
最大まで勃起した俺自身が勢いよく部屋の空気に触れる。
「っ…」
それですら僅かな快感として脳が受け取ってしまう。
アムムは慣れた手つきでカリ首を重点的に攻めだした。
「んっ、ぐ…!あ、あぁっ」
声を抑えようとしても抑えられない。
ダメだ。気持ちいい。
アムムはにやけながら先走りで更に扱きやすくなったカリ首をわざと音を立てながら扱いた。
「ん、んっ…やぁ、そこばっ…か…」
息が絶え絶えになり、快感に溺れそうになりながらなんとか正気を保つ。
「やだとか言ってもっといじられたいんでしょ?」
図星をつかれひどく顔が赤くなるのを感じた。
タップは思ってることがすぐ顔に出る。
「そ、んなこと…っ」
否定的な姿勢を見せようとするものの身体のびくつきが止まらなく、全く説得力がない。
アムムが俺の表情を見て雄の顔になっているのが見てとれた。
「、っ…うぅ、」
その顔が俺は好きすぎる。
一気に心臓がきゅ、となり一層身体がアムムの言いなりになってしまう。
「その顔、めっちゃ好き…」
だんだんと奥底から這い上がってくる何かに身震いがする。
もっと大きい快感が欲しくて腰がへこへこと揺れる。
「んっ、うぅ…ヤバ、いっ、」
アムムは察して先程よりも速く手を動かした。
脚がびくんとまるで膝蓋腱反射を見ているように大きく動いた。
「あむむっ、ダメ、だめ…っ」
「なんで?」
ダメと言いつつ本当はやめてほしくないことを知っているにも関わらず雄の顔で俺の顔を覗き込んでくる。
「イ、いっちゃう・・・からっ、」
頭がぼーっとする。心地良い。
いつの間にか口端から節操なく流れ落ちる唾液を舐めとられる。
「いいよ、イっても」
その刹那身体が跳ねる。
あまりに強い快感に声も出ず、頭が真っ白になった。
タップの性器からは少しずつ精液が吐き出されていく。
顔が赤く上気して深く呼吸を繰り返している。
「はぁ、はぁっ・・・」
「大丈夫?」
タップは焦点の合わない瞳で空を見つめながら頷いた。
アムムは俺が頷いたのを合図に自身のズボンのベルトを静かに慣れた手つきで外し始めた。
タップの喉がごくりと鳴った。
「俺ももう限界だわ」
お互いに身に纏うもの1枚もなくなったところで向かい合った。
「アムムと、おれの・・・一緒に触るよ、?」
うん、と頷いたところでタップは兜合わせになっているお互いのをさする。
どちらのかわからない先走りとタップの細々しい指が良い刺激になって震える。
「…っ」
タップをちらりと見ると息を荒げながら必死に快感を拾おうとしている。
その表情がなんとも官能的で更に欲を煽る。
「んんっ・・・、やば、2回目…なのに」
「気持ちいいの?」
「うっ、ん・・・」
喘ぎが混じった声で心許ない返事をする。
その返事にそっか、とだけ返し、摩ることに集中させる。
「アムム、あむむっ・・・」
そろそろ果てそうなのか拙い声で俺の名前を呼ぶ。
「おれも、イきそう…」
タップの恐ろしいほど細い白い脚が反応を示している。
俺はタップに口付けた。
「んっ、、!」
舌をタップの唇を割って無理やり捩じ込む。
舌と舌が擦れ合うのも快感として受け取れた。
「ん、ぅ・・・、はっ…んっ・・・!!」
「は、・・・ん…っ」
タップ片腕が俺の背中に回り、ぐっと抱きしめられたその刹那、お互いの腹にお互いの精液が飛び散った。
口を離すと、タップはりんごのような顔、という比喩表現がぴったりなくらいに赤く顔を染めていた。
「タップ、気持ちよかった?」
そう聞くとタップは柔く微笑んで「もちろん」とだけ言った。
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