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2月
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学校で友達と呼べる人はいない。
まぁ、当たり前だろう。
今は2月。
だから、どんなに厚着をしてても不思議ではないが、夏に長袖を着て厚着でいる人を見れば皆は普通の人とは違うと距離を置く。
僕にとってはありがたいことだ。
できれば誰とも関わりたくない。
淡々と授業をうけ、下校時刻。
帰りにスーパーによって晩ごはんの買い出し。
今日は鍋かな!
家に帰ると誰もいないことに少しほっとする。
父がいると体がかってに構えてしまう。
まぁ、すぐに帰ってくるだろうけどね。
鍋に材料をいれてぐつぐつ煮込む。
ちょうど父が帰ってきた。
「おかえりなさい。お仕事お疲れ様です。」
「チッ、ああ。」
あっ、ご機嫌がよろしくないですね。
ご飯の準備をして、そっと自分の部屋に向かう。
はぁ、今日も疲れたなぁ。
うとうとし始めたとき。
バンッ!
いきなりドアが開いた。
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