アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
夢から覚めたら
-
正確に言うと、僕が直接手を下した訳じゃない。
それでも、妹が死んだのは僕のせいだ。
高校2年生になった僕は、既にすとぷりの活動を始めていた。
そこそこ人気もあって、妹からしたら"有名人のお兄ちゃん"、そんな存在だったのかもしれない。
でも、人気があるからこそ、賞賛も批判も受ける。
良く思っている人がいれば、悪く思う人だっている。
妹はそこそこ容姿もよかった。ロングのミルクティーみたいな色をした髪をツインテールにして、色素の薄い瞳にぱっちりとした二重、色白の華奢な身体、幼いながらに胸はあった方だろう。厚めの唇は薄ピンクにぽってりとしていて、ふふっと楽しげに笑うんだ。
だから、反感を買う。
こんな見た目をして、兄は有名人で、家もそこそこ裕福だった。
クラスの女子は嫉妬の心を剥き出しにして、気に入らないと言う。
クラスの男子はそーゆーことに興味が出るお年頃、妹を性の対象としか見ていなかった。
クラスの妹への対応は日に日にひどくなっていった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
75 / 80