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「うわぁーっ!!!」
意識が戻った勢いで叫びながら体を起こす。
周りを見ると俺はソファで寝ていたようで、ブランケットのような物が掛けられていた。
硬いところで寝たせいか、少し腰の辺りが痛い。
目をぱちぱちと瞬きしながら、頭を少しずつ働かせた。
あれ、俺夢でも見てたのかな?
先生と色々やらかしてしまったような。
でも妙に生々しかったような。
うーん、と一人で考え込んでいると突然声をかけられた。
「目覚ましたか」
「ぎゃぁ!!」
声の主を辿ると、パイプ椅子でパソコンを触っている先生がいた。
俺を見るなり不敵に笑って、パソコンを閉じると椅子から離れこちらに近づいてくる。
この感じ、どうやら夢ではなかったようだ。
汗が吹き出しそうなほど動揺しまくっていると、先生も同じソファに腰掛けてきた。
「挿れるだけで気失うとか…ふっ」
「な、なに笑ってるんですか!?俺死ぬかと思ったんですからねっ!」
口元を抑えながら楽しそうに笑う先生。
でも俺は本当にやばかった。
本気で死を覚悟した。
ムスッとしながら先生にパンチを食らわそうとしたけれど、片手で軽くあしらわれてしまった。
「いーじゃん、死ぬほど気持ち良くなれたってことだろ?」
「よ、よくない…」
"気持ち良く"という言葉を聞いて顔がじわじわと熱くなる。
先生との行為が頭に鮮明に蘇ってきて、恥ずかしさが込み上げてくる。
先生は本当になんてことをしてくれたんだ。
俺の…俺の大事なところがっ!
「ま、それはさておき、目覚ましたなら帰るぞ。送っていくか?」
「結構です!!」
先生の言葉を余所に、俺は鞄持って勢いよく教室を飛び出した。
息を切らしながら全力で階段を降りていく。
何がさておきなの!
先生ちょっと、ていうかだいぶ頭がおかしい!
心の中で叫びながら、俺は学校を後にした。
「ただいま!」
「おかえり〜ご飯できてるよ?」
「あとで食べるっ!」
慌ただしく階段を上り雑にドアを開けて自分の部屋に入る。
そしてそのままベッドにダイブした。
「うわあー!!」
枕に向かって思いっきり声を吐き出す。
それでもスッキリしなくて、思いため息をついた。
俺はなんてことをしてしまったんだ。
せっくす…ってあんなにつらいものなの?
と言うか俺の童貞は!?どうなるのこの場合は!
気になってスマホで調べてみればそこには"処女喪失"と書かれていて、俺はベッドの上で死んだように項垂れた。
大事な初めてを先生に奪われたし、女の子にされてしまった…
初めてはかわいくて小柄な女の子と遂げる予定だったのに。
「はぁ…」
大きなため息を再びついた後、俺はあることを心に決める。
明日、先生に彼女講座はもういいって言おう。
また同じことされたら俺の身が持たない。
結局何も教えてもらってないけどね!
ふん、と気分を切り替えて俺は夕飯を食べに向かった。
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