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「――ち、ちょっと待って…っ」
「黙って座る」
どこに行くのかと連れられたのは男子トイレ。
しかも個室に無理やり押し込まれ先生も一緒に入ってくる。
当然ここは一人用で、二人だと狭くて嫌でも距離が近くなってしまう。
ご丁寧にがチャリと鍵もかけられ俺はぎょっとする。
逃げ場を探す内に先生に誘導され、蓋がしてある便器に座らせられた。
そして先生は俺の後ろの壁に静かに手をついたかと思うと、近付いた顔がにこりと歪む。
「穂中くんはこんな所に来てまで何をしてたのかな?」
「ち、違う、これはそう言うんじゃなくて…」
「じゃあ何なの?教えて」
頬を撫でるように触れられ全身がぞくぞくする。
先生の手は冷たくて、そのせいで俺の顔が熱くなるのもすぐに分かった。
エロ本を見て興奮した、何て言えるはずないし、もし先生に言ったとして何かされるのは目に見えている。
先生が目を細める時は、えっちなことをする時って最近気づいた。
そうなれば尚更言えるはずない。
やましい気持ちがあるからか、先生を真っ直ぐ見られなくてまた視線を逸らした。
暫くすると先生の手が頬から口元に移動する。
唇をふにっと親指で触れられると、今日のバーベキューの時のことを思い出した。
途端に恥ずかしくなって頬を紅く染める。
その指は唇の割れ目をなぞり動く。
食んでしまいそうで、唇をきゅっと結ぶとこじ開けるように口に先生の指が入ってきた。
そのまま何もできずにいると、舌先がちょんと指に触れる。
慌てて舌を引っ込めて先生から逃げたものの、奥まで指が入り込んで無理やり触れられる。
どうしたらいいのか分からなくて逸らしていた視線を先生に向けると、また口角が上がったような気がした。
すると指が口から引き抜かれて今度はおでこに唇を落とされた。
次にこめかみ、目元、頬と色んなところに口付けをされ何だか擽ったく感じる。
先生から謎のちゅーの嵐に耐えていると、また指で唇をふに、と軽く押された。
そして先生の綺麗な顔が近づいてくる。
く、口にするって意味なのか…?
俺は頭が回らなくてきゅ、と咄嗟に目を瞑った。
けど、いつまで経っても口に感触はなくてゆっくりと目を開ける。
その瞬間、俺と先生の距離は無くなった。
「ん、んっ…!」
口付けられた唇から容赦なく舌が入り込んできて、行き場を失った俺の舌を絡めるように動きまわる。
突然のことに目なんて開けてられなくて、再び固く閉じてしまった。
人生で初めてのキスに驚くと同時に、感じたことのない感覚に溺れていく。
でも、息が上手くできなくて苦しい。
「ふぁ…っ……ん」
「…ちゃんと鼻で息して?」
少し離れた口から言われた通りに鼻で酸素を求めてみる。
そうすれば苦しさは少し和らいで、その行為が完全に気持ちいいものへと変わった。
自分ではないような声と水音が耳に響いて恥ずかしい。
先生にも聞かれていると思うとそれは余計に増した。
口内を掻き回されたあと、離れようとする舌に少し名残惜しさを感じながらも目を開く。
視線があった先生の瞳はどこか熱を帯びていて、完全にそっちモードになっている。
こうなるともう俺は逃げられない。
「…はぁ、…ん」
「かわいい…キスだけでこんなになってる」
「ふぇ…?あっ、やッ…!」
唇が離れたかと思えば、俺の下腹部を触る先生。
咄嗟にその腕を掴んだが上手く力が入らず意味は無い。
いつの間にかしっかりと反応していた俺のものがズボンを窮屈そうに押している。
器用に脱がせられ直接触れられると、それは途端に膨らみを増す。
同時にまた唇を奪われ、舌先で口内を蹂躙される。
下に集中すればキスで頭がくらくらするし、キスに集中すれば刺激に耐えられずくぐもった声が漏れる。
気持ちいいと気持ちいいが重なって、俺はもうそれ以外考えられない。
「んっ、ぅ…せんせっ…」
「ここ、ちゃんと触ってあげるね」
我慢できずにもういきたい、と先生のシャツをぐいっと引っ張る。そうすれば先生は分かりきったように俺の感じる所を攻めてくる。
溜まった熱いものが昇り詰めてきて、あろうことか俺はキスをされながら達してしまった。
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