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短い息を吐きながら呼吸を整える。
体に力が入らなくて凭れ掛かっていると、ずるりと先生のものが抜かれる。
体ごと正面を向かされて今度は先生と向き合う体勢になった。
「優しくするって…言った、のに……」
「最初はそのつもりだったけど、穂中があんまりかわいいから余裕なくなっちゃった」
絶対反省してないし、悪いとも思ってない。
ムッとして唇を尖らせているとそこに優しく口付けられた。
「ところで、上手く誤魔化されたけど結局何なの?」
「……え?もう、いいじゃんっ!」
さっきので満足したんじゃなかったのか!
折角うやむやになったと思ったのに。
ぷるぷると羞恥に耐える俺を余所に、首元に唇を落としながらしつこく聞いてくる先生。
頭を掴んで退かそうとするけれど、達したばかりからか力が入らず動かせない。
「教えて?持ってくるくらい好きな女がいるんでしょ?」
「違うっ、そもそも俺のじゃなくて、鈴木のだもん…」
こうなったら正直に言うしかない。
だいたい悪いのはエロ本を持ってきた鈴木だ。
それなのに被害者の俺がどうしてこんな目に合わなきゃいけないんだ。
思い出してムスッと今度は頬を膨らませると先生はクスッと笑った。
「…もしかして鈴木に見せられたの?」
「そ、そう!俺別に見たくもないのに無理やり…」
「へぇ、感想は?」
やっと理解してくれたと思い、ひとまず安心する。
そうなったら俺は一気に肩の力が抜けて、言葉がスラスラと出てきた。
「し、知らない女の人の体なんか見てよく興奮できるなって。やっぱり俺、ああ言うのは苦手…」
「そう?でも俺が穂中に会った時は反応してたと思うんだけど」
「それは鈴木のイチオシっていう人が先生に似てたってだけで――あ」
ヤバい、と気がつき口を抑えた時にはもう遅い。
愚痴を零すうちに隠さなきゃいけない大事なことまで滑らせてしまった。
恐る恐る先生を見るとにこりと微笑まれた。
まずい、嫌な予感しかしない。
「つまり、俺とその人を重ねて欲情した、ってことでいい?」
「……そ、そう」
歯切れの悪い返事をしながら俯く。
認めたくないけど実際そうだし、否定したらまた意地悪されそうだし。
謎の沈黙に拳を握って耐えていると、その拳を覆うように先生の手が重なる。
驚いて先生を見つめると唇にちゅーされた。
「ごめん穂中。やっぱもう一回だけさせて?」
「え……?」
「今度こそ絶対優しくするから」
「待って…!俺いいって言ってなっ――」
どこで先生のスイッチが入ったのか。
再び唇を重ねられ、いつの間にかおっきくなっていた先生のものを後孔に無理やり挿れられた。
それからは無理だと何度も言っても聞いてくれなくて、結局先生が満足するまで付き合わされることになった。
もう絶対先生の優しいは信用なんかしない。
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