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やってしまった。
先生の口の中に、俺の出したモノが。
荒い息を整える中、サーっと血の気が引いていく。
どうしていいか分からずただ先生を見つめていると、目の前の喉がゴクリと音を立てて動いた。
「――え、先生?」
「ご馳走様、って言ったらいいのかな」
ペロリと舌を出して自分の唇を舐める先生。
その姿を見て、俺は無けなしの腹筋を使って起き上がる。
慌てて吐き出させようと口をぐいっと横に引っ張るけれど、探していた液体は見つからない。
ただ赤い舌と綺麗な歯列があるだけだ。
「先生、の、飲んだの…?」
「それを確認してたんじゃないの?」
クスッと笑う先生に俺は唖然とする。
ありえない、俺の精液を飲まれた。
舐めるんじゃなくて、ごくんってちゃんと全部。
その事実に恥ずかしさが募り、顔がボボッと赤くなった。
「し、知りませんからねっ、後でお腹壊してトイレにこもっても…」
「大丈夫。穂中のは新鮮で美味しかったから」
ムッとして口を引き結ぶと、軽く唇にちゅーされた。
それさっき俺の飲んだ口だからっ!
感想も聞いてない!
せめてもと思いごしごしと先生の口元を俺の服の裾で拭き取っていると、そのまま服をガブッと噛まれた。
驚いて手を離したがその手を掴まれ後ろにゆっくりと押し倒される。
先生の口から離れた裾が今度は俺の口に入って捩じ込まれ、発声を塞がれる。
行為の意味が分からなくて取り出そうとするも、俺の両手はガッチリと押さえつけられていて動かせなかった。
舌で押し返して見ても仰向けになっているせいか全く動かない。
「今度はこっち、食べてもいい?」
「んんっ……」
「うん、ありがとう」
やだ、と言ったはずなのに口の中にある服のせいで言葉にならず勝手に都合よく解釈される。
晒した乳首に優しく口付けられると、続けてペロリと舐められた。
その感触に反応して再び熱を持ち始めた自身にふるふると首を振る。
「…いつか乳首だけでイけるようにしてあげる」
「ふっ、んーんッ」
「その為にいっぱい触って、可愛がってあげるからね」
「んっ――」
じゅう、と勢いよく吸い付かれ本当に食べられるんじゃないかと錯覚する。
もう片方も指先でクリクリと捏ねられ、新たな刺激に体が跳ねる。
乳首なんか触られても気持ち良くないはずなのに、不思議と変な気分になっていく。
ふわふわした頭でぼーっと先生を見つめていると、不意に口に含んだ服を外された。
「やっぱり穂中の可愛い声が聞こえないのは駄目だね」
「ぁ……ふぅ…」
「ほら、もっといっぱい啼いて」
「ひ、やぁッ…だ、だめっ、やだぁ」
後孔に指が入れられたかと思えばすぐに奥の方を苛められる。
トントンと叩くように擦られる度に体がびくんと跳ねる。
前を触るのとは違って後ろは快感の波が違う。
どっちも気持ちいいけれど、後ろの方がずっと俺をおかしくさせる刺激。
回数を重ねる毎に体が疼いてもどかしい。
「んっ、く…っ、まえ、まえさわって、せんせぇっ」
「どうして?十分良さそうだけど」
「いけ、ないっ…おしりじゃ、むりっ…!」
ギリギリの快感に溺れ続け、体が悲鳴をあげて震える。
先生におしりが気持ちいいことを教えられた俺の体だが、まだそれだけでイける程できていない。
前をちゃんと刺激してくれないと、ずっと一人で我慢大会だ。
「は、ぁ…もうだめ、ぇ…あっ、あぁ…ッ!」
ペロッと自身の先端を舐められ、溜まったそこが切なそうに震える。
なのに触れるのは後ろばかりで堪らない快感に寸止めのような状態が続いていく。
お願いしてるのに、無理だって言ってるのにどうして聞いてくれないんだ。
もっと優しく甘やかしてくれないと嫌だ。
こんな意地悪望んじゃいない。
あまりの苦しさに耐えられず、ボロボロと涙が溢れ出た。
「ふぇっ、さわってって…いってる、のに、っ…」
「――あぁもう、そんな顔で泣かないで…」
ひたりと頬に手を添え俺の顔を見つめる先生は恍惚としていた。
愛しむようにふわりと微笑んだかと思えば、額に優しくちゅーされる。
頬から手が離れると、それは待ち望んだ快感へと移動した。
「あ、あっ、やぁッ――」
「…可愛い」
数回扱かれただけで呆気なく達してしまった。
限界をとっくに通り越していた体から途端に力が抜けていく。
もう無理だ、起きてられない。
「眠たくなった?疲れたよね、ごめんね」
「ん、……ぅ」
そんな気遣いするくらいなら最初からしないでくれ。
力が入らなくなった口でそう返事をしたものの、それが言葉にならず終わる。
体がずっしりと重くて俺を睡眠へと誘う。
目元に手で覆われ、視界が真っ暗になると完全に瞼が閉じてしまった。
「おやすみ。よく頑張ったね――」
意識が落ちる寸前にそんな先生の声が聞こえていた。
パチリと目を覚ますと窓から薄く日が差していて、もぞもぞと動けば腕の中に誰かがいることに気がつく。
上を見上げるとそこには稲見先生の顔。
あのまま寝てしまったのか、とすぐに把握した。
はぁ、と溜め息をつくと頭の中に昨日の記憶が蘇ってくる。
結局逃げられなかった。
おまけに精液飲まれるし、乳首吸われるしで散々だ。
体に不快感は残ってないし、最後はなんだかんだ俺の後始末をしてくれていたみたいだけれど。
よく考えたら学校でした時も達したあとすぐに寝てしまっていた気がする。
その時も起きた時は綺麗に制服が着せられていた。
先生って意地悪なのか優しいのか。
男とは思えない程スベスベの肌に触れると、撫でるように指を動かした。
それでも先生は起きる気配はない。
少し前から考えていたけれど、先生って俺のこと好きなのだろうか。
勿論最初は彼女を作る為って言い聞かされて絆されてたけど、普通ここまでしないよね?
でもあのみんなからモテる先生が美人のお姉さんでも、可愛い系の女の子でもなく、男の俺。
だとしたら体が目的とか。
いや、それだと尚更俺なのか分からない。
やっぱり経験を重ねるって意味では彼女を作る為に必要なことを教えてくれているのかもしれない。
先生は優しいから俺の面倒見ているだけなのかも。
うーんと頭を悩ませてみても結論は出ない。
なんだか考えるだけ無駄な気がしてきた。
俯いて考えていると、ふと先生の体が動いた。
「本当、早起きだな…」
「先生…?おはようございます」
「おはよう」
上から声がしたと思えば、回った腕で強く抱き寄せられた。
近づいた先生の胸元からふわりといい香りが鼻を擽る。
思わず俺もぎゅっと抱き締めた。
そうすると頭のてっぺんに顔をぐりぐりと押し付けられる。
「はぁ…」
「せ、先生…?」
「ごめんまだ時間あるからこのまま」
耳に残る先生のふわふわとした甘えた声。
これじゃいつもと逆だ。
今はきっと俺が先生を甘やかしてあげる番。
俺も先生の胸に擦り寄ると、心地良さにゆるりと頬が緩んだ。
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