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「お、おじゃましまーす」
先生に促されて家へと足を踏み入れる。
リビングに案内されると荷物を端に置いてソファへと座った。
先生の家のソファは学校のと違ってふかふかだ。
お風呂を沸かしに行った先生を待ちながらきょろきょろと周りを見渡す。
一人暮らしなのに広い、それで置いてシンプルだ。
俺の家はお母さんの趣味でお花とか置物とかが多いから、不思議な感じがする。
一人で眺めていると先生が帰ってきて、座った俺に近づいてきた。
手を伸ばされて、反射的にぎゅっと目を瞑った。
「あと二十分くらいかかるからテレビでも見てていいよ。着替え準備してくる」
「へっ!?あ、うん、ありがとうございます…」
「ふっ、緊張してんの?俺以外誰もいないし、ゆっくりしてな」
先生の手は見事に俺を通り過ぎて、テーブルに置かれたリモコンへと伸びていった。
び、びっくりしたぁ。
顔触られるかと思った。
自室へと消えていく先生にドキドキとうるさい胸を抑える。
まだお風呂入ってないし、それからかもしれない。
いやするとは限らないけどっ!
悶々と悩んでいる間に、お湯が溜まったことを伝える機械音が鳴った。
「さすがに穂中のサイズは持ってないから合わないけど、これなら一枚で行ける気がする」
「ありがとうございます…」
先生から渡されたのは俺よりも明らかに大きいTシャツ。
確かにこれならおしりまで隠れると思うけど、これってまさかの彼シャツじゃないのか。
それにこの距離でも先生のいい匂いがする。
まじまじと手元のシャツを眺めていると、不意に先生の手が俺の頭を撫でた。
「せっかくなら一緒に入る?」
「えっ!?いや、あのっ」
「否定しないなら、肯定ととるけど?」
ふふ、と笑いながら俺の様子を窺う先生に緊張で汗が流れた気がする。
嫌っていうか、先生と一緒にお風呂に入るということは二人とも全裸で色んなところ見られるし。
それに関しては今更な気がするけれど、多分えっちなことされるし。
悶々としながら俯いていると、先生は痺れを切らしたのか俺の手を引っ張る。
「じゃあ行こっか。特別に体洗ってあげる」
「からだっ!?い、いいです、いらないですっ!」
「まぁまぁ、遠慮せずに。ほら服脱いで」
あっいう間にお風呂場に着いて、持っていた着替えを近くにあった棚に置くと着ていた服を捲られた。
脱がしかけられた途中で必死に服を引っ張る。
「じ、自分で脱げますからっ!」
「でも穂中を先に入れないと逃げるだろ?」
「逃げないですからっ!」
「そう。じゃあ先に入ってるよ」
にこりと微笑んだ先生は素早く服を脱いで颯爽と浴室へ入っていく。
し、しまった。
完全に逃げ道を塞がれた。
聞こえてくるシャワーの音と先生の急かす声に、俺は覚悟を決めて入るしかなかった。
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