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ほろ苦いみるくちょこれーと。
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これは俺の…最悪な物語だ。
俺、風川海斗はこの南ヶ丘佐倉東高校の入学式に来ていた。
俺はここの卒業生だ。いとこの早川健の入学式に来ていた…はずだったのに…。
はぁはぁ……俺の荒い息遣いと共に俺の友人だった東前律は腰を振り気持ちよさそうな顔をしていた。
なぜこうなったのかは自分でももう覚えていない。健の入学式に来ていて…それから…
「…と?かいと?」
ビクッ 「わりぃ聞いてなかった」
「ちょっと…これしてる時は僕のことだけ考えてて?」
「考え事してたんだ。ほら続ける…ぞっ」
「ーーーっ いいよそこ気持ちいい♡」
「もうーーっはぁ…はぁ…」
「気持ちよかった♡じゃあはじめてヤった記念にこのグミたーべよっ♡」
「…あのさ律」
「……その名前やめてくれる?」
「んだよ」
「僕の名前はそんな名前じゃない。あかりだから。」
「…はぁ おいあかり」
「なぁ〜に?」
「なんでこんなことなったんだ?」
「え…? 覚えてないの?笑笑」
「全く」
「えっとね…」
律…いやあかりの話はこうだ。
俺と律は高校を卒業して以来連絡が途切れていて今日のこの卒業式で偶然会って夜まで語り合っていたらしい。お酒も飲んで昔のノリで律の部屋に行く事になった。それからなんと俺が律を誘ってベッドに…
という流れらしい。俺は酔っ払ったせいでとんでもないことをしてしまったらしい…。
「思い出した??」
「俺…そんなこと…」
「うん… あのさ俺実は海斗の事が昔から…」
「ごめん帰る」
「えっ海斗っ?」
律は何を言いたかったんだろうか。
いや。今はそんなことどうだっていい。俺はホモなんかじゃない。あんな事をしかも律と…
思い出したら思い出すほど吐き気がする。
そういえばここがどこか分からないな…
ドンッ
「あ、ごめんなさ…」
俺の目の前に現れたこの女の子は目が大きく、鼻が高く顔が小さくさらさらのストレートの髪に可愛い洋服を着ている…まるで漫画から出てきたような美少女だった。
「ごめんなさいっ!!」
「いえ、こちらこそすいませんでした…」
「前見てなくて…ほんとにごめんなさい!それじゃあ失礼しますね!!」
「あ…」
可愛い…かったな…
一目惚れだ。やっぱり俺は女子がいい。ホモだなんてごめんだ。
結局俺はあの一目惚れした女の子のことが脳裏に住み着いて全く寝れなかった
〜仕事場で〜
「すまん風川この仕事やってくれないか?」
「あ、分かりました」
「みんな!今日はこのチームに入った新しいメンバーを紹介する。新屋恵美さんだ」
「新屋恵美って言いますまだまだ未熟なので色々教えてもらって頑張りたいと思います!よろしくお願いします!」
あの子だった。そう。昨日ぶつかった一目惚れしたあの子だった。
「そしてこの教育係を…風川頼むぞデスクも風川の隣だ分からないことがあれば何でも聞くといいぞぉ」
「風川さん…ですねよろしくお願いします!」
「よろしくお願いします あの…僕のこと分かりませんか…?」
「…? あ!昨日ぶつかったあの人!」
「そうそう!」
「あの時はすいませんでした…まさか先輩とは…」
「いやもう全然気にしないで!」
「お?なんだ知り合いか!ならもっといい!じゃあこれからよろしくな!」
これが運命って言うやつ…なのか…?
いや。これはおかしすぎる。漫画じゃないんだし。
あきらかに…おかしい。なにかが…おかしい。
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