アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
46.
-
突然カグ様が私の部屋に来て驚いた。
カグ様がここにくることなんて滅多にない。
入ってきた瞬間にミヅハ様に関することなのはすぐに分かった。
案の定そちらに目を向ければ真っ青な顔をして全身濡れているミヅハ様を抱えたカグ様が立っていた。
手首の傷、そして濡れている身体。
ミヅハ様はそれほど気を病まれていたんだ。
カグ様の絶望した顔。
おそらく、自分の行いが間違えていたことに気づきミヅハ様に対して罪悪感が生まれているんだろう。
この様子ではしばらくミヅハ様とカグ様を合わせられない。
「私がミヅハ様を見ています。カグ様はミヅハ様の身体が回復するまではここへ来てはいけません。」
そう伝えれば、
「わかった。」
ミヅハを頼むと一言残して部屋から出て行かれた。
早く手当てをしないと本当に死んでしまう。
ミヅハ様…。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
46 / 47