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機械音痴 タプある 別END2中編
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前編が出てると思うので、見てない方は
そちらからどうぞ
―あるにあside―
目が覚めると俺は機械だった、人間じゃなく
感情がどういうものかというのもわからなかった
けれど、タップが俺を心配して走ってきてくれた時
人間の間では、喜び、というのに近い何かを感じた
だが、機械には感情が無いとわかっている
タ「あるにあ?黙ってるけどどうしたの?」
あ「うん?いや、何でもないよ」
タ「そう?ならいいんだけどね」
タップは笑う、その顔を見て、何故か小さい頃の
タップが頭に浮かんだ、どうしてだろう?
あ「そういえば、あの公園覚えてる?」
タ「リバー公園?」
あ「そうそう、よく行ってたでしょ?
木登りとかしてたよね」
タ「あー、昔遊んでた子と一緒に木登りを……え?」
タップは驚いた顔をしている
あ「え?俺何かまずい事言った?」
タ「な、何で知ってるの?」
あ「何でって……」
タ「俺、昔の事の設定はしてないはずだよ」
あ「じゃあ何で俺は…?」
設定してない?なら何故俺は知っているんだ?
別に俺が調べた訳でも無い、何で…?
タ「あ…もしかして…いや…でも可能性は低い…」
あ「心当たりあるの?」
タ「一応…だって、あそこの公園行ってたの
知ってるのって…」
あ「俺だけ、じゃない?」
タあ「…!?!?」
自分で言った事に自分で驚いてしまった
咄嗟に出た言葉、考える前に出てきたんだ
タ「あるにあ…?あるにあなの?」
あ「俺はあるにあだけど…?タップが
付けたんでしょ…?」
タ「違う、俺が付けたんじゃない」
タ「付けたのは、君の、この姿の前の親」
その言葉の意味が、俺には理解できなかった
俺の親?俺の親は作ったタップだ
それに、この前の姿って何だ?
色んな疑問が理解の処理を困難にしていく
あ「何言ってるのか…」
タ「違うか…?でも、絶対にあるにあじゃないと
知らないはずだから…君は…」
あ「わからない…わからない…!タップ、おかしいよ…」
タップが怖くなったのだろうか、それとも
自分が怖くなったのだろうか
俺はタップと離れる為、外に出た
どこに行こうか考えて歩いていると
ある公園に着いた
あ(リバー…公園…?ここって…来た事ないよな…
でも…見覚えが…)
その瞬間、強い風が吹いて、公園の
木々が激しく揺れる
あまりの強さに目を瞑って、よろける
そして、目を開けた
あ「……!!」
タ『あるにあ〜落ちるよ〜?』
あ『大丈夫だって、タップも来いよ!』
タ『でも〜…!』
あ『ほら!手、貸してやるから!』
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