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悪魔と神父5 あるラム
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Part5なので1.2.3.4を見てない方はそちらを
読んでくれると幸いです
この小説には死ネタを含むので
苦手な人は見るのをお勧めしません
そろそろ終わるとは思うんですけどねぇ
―ラムザside―
そうして、彼等は目をゆっくりと開けた
ジ「……これが悪魔か…やっぱ飛んでるんだな」
ア「すげぇ、尻尾も生えてんじゃん」
あ「尻尾要らないと思うんだけどねぇ」
タップの方を見ると、思ったより怖くなかったのか
ホッ、と胸を撫で下ろしていた
ラ「ちゃんと居るだろ?」
ジ「あぁ、居るな」
あ「ねね、どう?実際悪魔見てみて」
ア「俺は想像した通りで、飛んでるのがいいな」
ジ「かっこいいと思う、俺は」
タ「案外、怖くなかったかも」
あるにあとジャンク達は、俺が前あるにあと
会った時のように、質問や、感想を話している
タ「っと……結構話しちゃったね」
あ「ん?もう帰るの?」
ジ「俺達は仕事があるからな」
ア「また、会えたらいいんだけどね」
タ「でも、それも難しいと思うけど、兵士だし
死ぬかもしれない、それにここにはもう来ないかも」
あ「そっか…」
別れる最後に、あるにあとタップが話している
でも、俺には理解できない内容だった、それは
タップも同じらしい
あ「タップ…俺、あるにあって言うんだ」
タ「うん、知ってるよ?聞いたし」
あ「そ、そうだよね…えっと…覚えてない?
前世…とか…」
タ「え…?覚えてないけど…」
あ「だよね…じゃあ、そろそろ…」
ア「タップ〜もう行くぞ」
ジ「早くしろよ〜」
タ「わかった!じゃあね!」
そうして、最後に離れていく三人に手を振りながら
無事を祈った
あるにあは少し悲しそうな表情を浮かべる
楽しそうにしてたから、それに悪魔が見える人も少ない
ラ「あれ、あるにあって、悪魔が見えない人を
見えるようにできるんでしょ?三人みたいに」
あ「うん、できるよ」
ラ「じゃあ、皆にそうしたら、見える人
を探す必要ないんじゃないの?」
あ「あー、確かにそう思うか、でもそうする為には
その人に了承を得ないとできないんだ
だから、ラムザさんみたいな人が居るんだよ」
ラ「なるほど、そういう事なんだ、大変だな」
あるにあは、悪魔界に戻れない、だから
悪魔が見える、極一部の人としか話せなかったんだ
ほぼ、一人と言えるかもしれない
ラ「あるにあって、ここに来て何年くらい?」
あ「んー…確か昔だからなぁ…68年と少しだと思う」
ラ「え!60代なの!?全然見えないな」
あ「ま、そりゃそうでしょ、悪魔は歳をとらないし
姿も変わらない、死んだ時と同じ年齢のまま
時が止まったようなものだよ」
ラ「へぇ…じゃあ今まで関わってきた人は多いの?」
あ「いや、見える人も100万人に一人くらいだし
ラムザさん含めて二人くらいだよ」
ということは、あるにあは68年間
俺ともう一人以外の誰とも関わらず生きてきたんだ
俺が複雑な気持ちになっていると
あるにあが俺の背中を撫でた
あ「ラムザさんは何も考えなくていいよ
俺は楽しいから、だからさ、これからも
遊んでくれる?」
ラ「……うん、遊ぶよ、いくらでも」
…あれ、あるにあって…俺に触れるっけ…?
そう思い、俺はあるにあに聞くと、どうやら
物を挟んだら、触れるらしい、つまり
衣類の上からなら触れる、逆に手とか顔は触れない
という事だ
あ「それじゃ、もう暗いし、そろそろ戻りな?
また明日ここで待ってるから」
ラ「わかった、じゃあ明日ね」
あ「ん!明日!」
俺達はそこで別れ
次の朝を待った
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