アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
悪魔と神父6 あるラム
-
Part6なので1.2.3.4.5を見てない方はそちらを
読んでくれると幸いです
この小説には死ネタを含むので
苦手な人は見るのをお勧めしません
あれ…?もうすぐ終わるはずなんだけどなぁ…?
急いで書いたから余計な部分多いかも()
―あるにあside―
夢を見た、その夢は何故か
既視感があり、不思議な気持ちが頭の中に混ざる
夢の中に出てくる人物は、誰かとか
性別とかはわからない、けど、予想はついた
その夢の中の人はとても優しい人だった、怪我をする度に
心配してくれて、手当をしてくれた
病弱なその子は肌が白く、色が抜けたような
淡い色の目と髪の毛が綺麗だ
そして突風が吹き、風と共にその子は消えた、俺は
その子を探して走り回り、いつしか
悪魔になるという、変な夢
起きてからも変な気分で、なんとも言えなかった
あ「……気の所為だ」
俺は、太陽が真上に来る頃、ラムザとの約束の
場所に向かった
そして、いつもと同じ姿のラムザが居た
ラ「…!あるにあ!」
手を振るのが愛おしい、人間はすぐ死ぬのに
感情が入ってはダメだ、いつか来る別れが辛くなる
あ「お、ラムザさん早いねぇ」
ラ「あるにあが遅いんだよw」
あ「えぇ?早いと思うんだけどな?」
ラ「ダメだこれはw」
あ「へへっw」
―ラムザside―
普通にあるにあと会話してるが、実は
違反行為をしている
当たり前の事だが、教会の人間が穢れとしている
悪魔と話す事は決して許されない
だから、見つかったら即追放されるだろう
でも、あるにあと話す事は楽しい
たまに普通の人間のように思う事もある
悪いこともしない、だから話せば何とかなるかもしれない
あ「ラムザさん」
ラ「え?」
あ「ラムザさんは何か、後悔してる事ある?」
ラ「後悔してる事…か……」
あ「ない?」
ラ「……俺は」
急に話題が変わり、あるにあの表情も
暗くなっている、ここで無理に話を変えると
気まづくなるから、俺は後悔した事を言う事にした
ラ「昔、教会に来た男の子が居たんだ
その子は九尾の狐だったんだよ、人間になれる」
あ「九尾の狐か、聞いた事あるな」
ラ「その子が、友達を助けてほしいって言ったんだよ
でも、遠く離れた所に居て、助けられなかった
それで、その子の友達は死んじゃったんだよ」
あ「そうなんだ…」
ラ「それが後悔かな、あるにあは?」
俺の話にあるにあが色々考えないように
すぐに話を振った
あ「俺?俺は〜昔の大切な人の事かな」
ラ「恋人とか?」
あ「いや、友達だよ、その子は病弱でさ
病院によく通ってて、俺がいつものように
病院に行く時、俺の不注意で車に轢かれたんだよ
その時、その子を悲しませた事かな」
ラ「あるにあは良い奴なんだな…本当に…」
あるにあが話し終わると、俺の方を向いて
笑った、無理に笑ってるのだろう
その姿を見てると苦しくなってくる
あ「ま!俺悪魔とか見えてたからその後悪魔になって
その子と再会したから、よかったんだけどね!」
ラ「じゃあその子は悪魔見えてたの?」
あ「んー…見えてたって言うか、憑依みたいな?」
ラ「へぇ〜そんな事も出来るんだな、チートじゃん」
あ「えへへww」
暫く話していると、あるにあの手に
傷がついてるのに気づいた
ラ「あれ?あるにあって、手怪我してたっけ?」
あ「これね、来る途中で擦っちゃって」
ラ「怪我するんだ?」
あ「俺の能力は物に触れるってのだからね
逆に物からも触れるんだよ」
ラ「物からも…?」
あ「例えば、物が俺に飛んできたら、透けずに当たる」
試しに投げてみてと言われて、持っていた紙を丸めて
投げると、あるにあに当たった
あ「ほら、当たるだろ?」
ラ「なるほど…確かに当たるな
他の悪魔も当たるの?」
あ「俺みたいに、物に触れる奴だったら当たるけど
違う能力の奴は当たらない」
ラ「炎が出せる悪魔は、火事とかの被害に
自分が影響出るみたいな?」
あ「そう!水とかも同じで、海に入ったら濡れるし
雨とかにも濡れたりする」
結構悪魔の世界は人間と違う所が
多々あるようだ、それを全て理解するには
何十年も経ちそうな程、広いんだ
あ「ラムザさんが悪魔になる時は
どんな能力持つんだろうね?」
ラ「あ、俺も能力持つのか」
あ「うんうん、だから楽しみだな!能力見るの」
ラ「確かに、興味はある」
あ「その時まで待っててあげるよw」
ラ「言ったからな?w」
あるにあは人間じゃなく、もう死んだ後の悪魔だ
何か起こってあるにあが居なくならない限り
俺が死ぬまで居てくれるだろう
あ「ラムザさんはどんな能力欲しい?」
ラ「何の能力があるかわからないからなぁ」
あ「結構なんでも出来るよ、雷とか光線とか」
ラ「何か子供みたいだけど、実際に出来たら
それはカッコイイ」
あ「だろ?ラムザさんは多分ヘナチョコな
能力になるかもねw」
ラ「やめてwwなりそうだからww」
あるにあと出会ってから、俺は笑顔が
増えたような気がする、話していて楽しい
生きていて楽しいと思える
もちろん、教会の仕事も良いけど
仕事ばっかりじゃ疲れる
そこで、あるにあの話すのは癒しだだから、
ずっと居てほしい、ずっと、離れないでほしい
そう、悪魔に願うのはバカだろうか?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
27 / 42