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先輩2 tpja
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目が覚めると、丁度
勤務が始まる時間だった
歯磨きをし、軽く食事を済ませると
すぐに看守服に着替え、剣を持ち
待機場へと向かう
暫くすると、ジャンクがこの待機場へとやって来た
「おはようタップ、今日はこのサイクルで行くから
アシストよろしく頼む」
そう言われて、メモを受け取る
さっと目を通すと、ジャンクの後ろへ付き
囚人の元へと向かった
「自由時間だ〜」
ジャンクがそう言い、ドアを開けると
数年ぶりの外かのように囚人が外へと飛び出す
たまにどこかへ行こうとする囚人を
とっ捕まえながら広場へと向かった
そして、無事に囚人が広場へ入ったのを
見届けると、一旦ジャンクと別れ
個人の仕事へと移る
色んな施設を行ったり来たりしては
仕事に励んだ
そして、囚人を広場から出す時間
いつも通り開閉ドアの前で
ジャンクを待機する
が、時間になっても
一向にジャンクが来ない
「あれ?看守全然来なくね?」
「おっと?忘れてんのかぁ〜?」
「俺らに嫌気が差したんだろうな」
そう、囚人が口々に言う
時間から十分経っても来ない
「ちょっと探してくる、待機しててくれ」
と言うと、看守長を探しに行った
まず、予定表を見て、別れた後
ジャンクがどこに行ったのかを把握する
そして、順番に部屋を回って行った
探し始めて15分程経った頃だろうか
ジャンクを見つけた
横には休める場所があるのに
そこは椅子も机も無い、部屋の片隅
近付くと、眠っているのか
机に突っ伏し、一定のリズムを保ちながら息をしている
「看守長」
そう声を掛けるも、何の反応も示さない
肩を揺さぶっても、中々起きない
顔を覗き込むと、少し苦しそうに寝ていた
無理もない、勤務時間を調べると、ジャンクは
ほぼ二日起きている状況だった
少し汗をかいている彼の頭を触る
汗をかいているにも関わらず
髪はサラサラで、絡まったりしていなかった
少し青みがかった黒で、光に当たると
その青さがより一層綺麗に見える
軽く頬に手を当て、撫でる
すると彼は、少しくすぐったそうにした
「可愛い…」
そう呟けば、起きていないのを確認し
軽くジャンクにキスをした
「すみません、看守長、処刑は後程で」
俺は囚人の元へと向かうと
房の中へ入れた
そして、もう一度看守長が眠っている場所へ行くと
『起きるまで、俺が囚人の管理をします』
という置き書きをし、毛布をかけると、勤務に戻った
丁度刑務作業が終わり、囚人を連れて
房へ戻ろうとした時だった
「ごめん!寝ちゃってたわ」
「なにやってんだよ〜」
「まぁ、疲れてたんでしょ」
走りながらこちらへ駆け寄ってきた看守長に
囚人は笑いながら絡んでいる
目の下の隈は薄くなっていた
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