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「うわっ、めっちゃ久しぶり!」
優惺は、高校卒業以来の再会だからか、とても嬉しそうだ。
「羽柴は相変わらず元気一杯だな。綾瀬はーー更に美人になったな…。」
「…そ、そうですか?」
僕は……そんなに久しぶりなわけでもない。
僕達が通っていた高校の科学の先生。爽やかな印象で周囲に気配りの出来る、他の先生にも生徒にも人気のある先生だった。
周りの事をよく見ているせいか、僕が優惺のことを好きなのも気付いていて、その頃の僕は優惺にも周りの皆にもバレたくなくて必死で気持ちを隠していた。
でもそれを利用して脅してきたアイツは、ほぼ毎日のように科学準備室で僕のことを……。
「ーーる。みちる!」
「へっ?!なに?」
「大丈夫か? 顔色悪いぞ。もういいから部屋に戻って休め!」
「う、うん…。」
そう言って僕をマンションの方へと押しやり、先生と一言二言会話をして、優惺は職場へと戻っていった。
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