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「綾瀬ーー。」
静かにすぐ後ろまで迫っていた先生に、グッと腕を引き寄せられた。
「あぁ、綾瀬。こんなにも美しくなって…。」
先生の指が上から下へと、体のラインをなぞるように伝っていく。
「ーーどうして、ここに居るんですか?」
「どうしてって、君に会いに来たんだよ。」
「僕は会いたくなかったです。」
「ハッキリ言うようになったね。そんな強気な君もそそるよ。ーーあぁ、今すぐ犯りたい。」
先生の息が少しずつ荒くなっていく。
「それは、2年前までのことです。今はもう…!」
「何言ってんの? 未だに羽柴のこと好きなくせに、結局付き合うことすらしてないじゃん。」
「それでもッ!! もうそういうのはいいんです!!」
体を引き離そうと力を入れるが、どうも逃げられない。
「ーーそう。羽柴のことはもういいんだったら、オレと付き合えよ。」
ニヤリと笑った先生の唇が触れ、ヌルリと舌が入ってきた。
(い、イヤだっ、気持ち悪い!!)
「安心しな。来週ここに引っ越してくるから。前よりは通いやすいだろ?」
(……ダメだ。このままだと、あの頃の繰り返しだ。逃げなきゃ…。この人から逃げなきゃ…!!)
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