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翌朝の目覚めは、体がとても軽いのを感じた。
「こんなにもぐっすり眠れたのは、いつぶりだろう?」
両手を上に突き上げて大きく伸びをする。
「おはよう、花麗。」
「よく眠れたかい?」
「おはよう、二人のこの尻尾のお陰か、とても気持ちよく眠れたよ!」
ガラリと引き戸を開ける。
外は早くも澄んだ青空が広がっていた。
「ん~!良い天気!」
一昨日に西岡に無理矢理ヤられ、昨日は二度と会いたくなかった先生が現れ、僕はこの先もずっと、好きでもない男との関係が続いていくのかと、不安と恐怖でいっぱいだった。
でもこれからは此処で、白夜と剛祈と3人で暮らしていくんだ。もう、あんな日々には戻らないんだ。
そう考えるたけで、淀んでいた心が、目の前の青空のようにどこまでも澄みきっていく。
(優惺に会えなくなるのは、やっぱり寂しいけど…。)
「あぁ、君がそうか。」
ふと、後ろから聞きなれない声がした。
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