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「我は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)。白夜と剛祈の主だ。故にこの社の主でもある。」
「え、じゃあ神様…?」
「そこに大きな神社が在ろう? 普段はそこにおる。」
この辺りで一番大きく立派な神社。そんな所の神様だなんて…。物凄く偉い神様なんじゃ…?!
「花麗よ、今我の加護も与えた。我が件属と共にこの社の繁栄に努めよ。」
加護ーー額のキスのこと?
「ただ、ここに暮らすというなら、件属の力を分け与えてもらわねばならないのだが…。」
ふわりと花麗の耳元に近づく。
「肌と肌が触れ合う事で力を得る。その触れ合いが深ければ深いほど良い。」
「肌と肌ーー深いほど…。」
「ふふ、期待しておる。精進せよ。」
そう言って、宇迦之御魂大神は仄かに甘い風と共に姿を消した。
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