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君に一目惚れ1 〜西宮琥太〜
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満開に咲く桜の花びらが作り出した桃色のカーペットの上を新しい制服に身を包んだ新入生達は、高校生活への期待を胸にうちの学校『私立星城学園』の門を潜る。
俺は顧問に頼まれ、そんな新入生達の案内係を任されていた。
だが、任された所で誰も俺に体育館の場所を聞きには来ない。
一人でボーッと突っ立ってる今の時間。
凄くひまだ。
「あの・・・」
目の前を通り過ぎていく新入生を見ながらそんなことを考えていると、隣から制服の裾を引っ張られ、俺は自然とその方向を向く。
そこに居たのは・・・
「道をお尋ねしたいんですが・・・」
まさに女神。
その姿を一目見た瞬間、まるで雷に打たれた様な衝撃が俺の体中を駆け巡った。
なんだ、この胸を締め付ける痛みは!
なんだ、この激しくなる心臓の音は!
なんだ、この火照り出す体は!
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