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LOVE2:オタクと根暗
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そんなことを考えていると目の前にはモジャモジャ野郎…。
怜「時月だよな?よろしく…です。」
モジャモジャ野郎は満面の笑みを見せながら手を出してきた。
なんなんだこいつは…。
正直よろしくしたくはないが、今は人前・・・。
咲「え、あ…僕だよね?よろしくね?あと…敬語使わなくていいよ!!」
俺はモジャモジャの手を握り返した。
『根暗とオタクで仲良くしてるよwwうけるわ~』
『ぼっち同士w類は友を呼ぶだね♪』
クラスメイトうるせぇなぁ…。
咲「僕でよかったら学校を案内するよ!」
俺は五月蝿い教室から今すぐ出たくてモジャモジャに学校を案内することにした。
咲「ここが職員室と応接室。で…あれが保健室。」
教室を出てからモジャモジャは一言も喋らない。
どうしたんだろうか?
咲「これが音楽室……ねぇmo…早乙女君、どうかしたの?」
怜「え?あ…なんでもない」
そう言って苦笑いするモジャモジャ。
咲「じゃあなんでさっきからなんも喋らないの?」
すると…モジャモジャは言いにくそうに頭をかいた。
怜「…この学年にさぁ、髪が紫で目がピンク色してて小柄で女の子みたいな奴を知らないか?」
・・・そんなやつ…居たっけ?
てか俺、演じるのに精一杯で人の事全然見てなかったや。
咲「役に立たなくてごめんね…僕は知らないや、その子を探してるの?」
怜「おう…実は好きなんだよな…その子の事…」
マジで?てかコイツもホモかよ…。
咲「見つかるといいね?」
一応そう言っとこう。下手に敵作りたくないし・・・。
俺はこの時…知らなかった。このモジャモジャのせいで俺の人生が狂って行くことを…。
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