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LOVE5:ただの男子高校生
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咲「んっ……」
春の暖かい日差しがカーテンからもれている。
もう朝か。
冬とは違い、冷たくない床を歩いてリビングへ向かった。
リビングのテーブルを見るといつもの置き手紙。
『先に行ってる。 怜』
2年生になってから怜は俺の事を避けるようになった。
なんでだろ……。
俺のこと、きらいになったのかな…。
少し悲しんでいる俺がいる。
リンリンー。
ユキ「ミャー」
足下を見るとユキがいた。
あの冬の日に見つけた子猫だ。
ユキを抱き上げてギュッてする。
温かくて、気持ちい…。
咲「女々しいな…俺…」
ユキ「ミャ…」
咲「慰めてくれるのか、ありがとう」
ユキは俺の顔を舐めながら悲しそう
に鳴いていた。
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