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文化祭2日目、一般公開日。
朝からメイド服を着て、見れる姿に整える。
髪の毛がついた変な飾りをつけられて、髪が長くなった。
自分で言うのもアレだけど顔だけ母さんだ。これは父さん、メロメロかもしれない。
「唯斗、まじでおばさんみたい」
「自分でも思った」
「俺どう?」
「似合ってる。僕より髪の毛長くされて大変そうだけど」
「ああ、これは邪魔」
クラスメートとメイド姿の感想を言い合う。背が高くなければなあ、と惜しがられたけど身長はどうしようもない。
「海くん、どう?」
「………」
「変?」
「………似合ってる。すげー綺麗でビビった」
だめだ、頭に血がのぼる。
多分今、顔が赤い。
言った海くんも赤くなってるけど、僕も負けじと赤いと思う。
どう返事したらいいか分からないでいると、クラスメートが初々しいカップルかよ!と茶々を入れた。
ちげー!と叫ぶと海くんの顔は赤い。
海くんに綺麗だと言われるのはすごく嬉しい。ものすごく恥ずかしいけど。
海くんの照れた顔を見れるのも嬉しい。とても可愛かった。
文化祭2日目、僕のクラスは賑やかな始まりを迎えた。
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