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大「当たり前やろ?怪我する前に片付けとけや」
嶺「そんなに危なくないで?ほらっ」
肌すれすれで顔横にナイフが来た
大「っ!…」
嶺どうしたんや…こんな姿みた時ないわ
大「芝居の練習?…役者目指してん?それともドッキリ?」
嶺「は?…何言ってるん?…ドッキリでもなんでもないで?」
目を見ると冷たい目をしていて表情から感情が読み取れへん
ほんまに俺らの知ってる嶺なんか?
嶺「ビックリしたやろ?…はい、今度は大輝の番…」
ナイフを持たされて 嶺は俺の方を見る
え?さっきのをやれって?
大「い、いやいや…危ないからできひんって…もうほんまにどうしたん?」
嶺「これがほんまの俺や…はよ、やってや」
ほんまに状況が理解できひんくて立ち尽くしたままやった
嶺「はぁ…ほら、やれって!」
俺の腕を掴んで引っ張られる
大「ちょ!…ホンマに危ないからっ!」
ナイフを手から離して嶺を殴った
嶺「痛ってぇ…」
思わず殴り飛ばしてしまった…
大「あっ……ごめんっ」
嶺「(ニヤァ)ええよ…いいパンチやなぁ…さすがやわ」
口の端が切れて血が出ていた
こんなに可愛い顔を正当防衛とはいえ普通に殴ってしまった
大「口切れてもうたな…ホンマごめんっ…」
近づくとグイッて引き寄せられる
大「っ!…嶺「大輝…もっと殴ってや」…はぁ?」
嶺「一発殴れたんなら、何度でも殴れるやろ?」
笑いながらそんなことを言う嶺は俺の知らない嶺やった
大「殴れへん!…どうしてしまったんや」
嶺「やから、こっちが本当の俺や言うてるやろ?…チッ…つまらん奴やわ…」
嶺は立ち上がって口元の傷を手当てしていた
友達を殴ったのは初めてや…
まだ心臓がばくばくしてて…よく整理がつかん…
ナイフを拾ったと思ったら肉の塊を取り出して何度も何度もザクザクと刺していた
嶺「死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね、死ね」
大「嶺!何やってるん!」
嶺「何って…大輝が俺を刺してくれへんし、殴ってもくれへんから…こうやって発散してんねん」
大「やめぇや!」
嶺「ふぅ……じゃあ、俺を止めてみろや…」
挑発する目…
どうせ無理やろって顔…
衝動的にキツく嶺を抱きしめた
嶺「そんなんで俺を止められるとでも思っとるん?」
大「何があったか知らんけど…俺はこうすることしかできひん」
嶺「…ふはっw…そっかそっか…w…」
何がおかしいのか分からんけど嶺はただただ嘲笑っていた
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