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朝になり、神ちゃんが眠るのを横目にベッドから出ようとした
嶺「嫌や…」
流「神ちゃん起きてたん?」
嶺「んぅー…」
不服そうな顔をして俺が離れるのを嫌がった
嶺「だめ…行かんで」
まだ眠いはずやのに目をこすりながら俺の腕を掴んで阻止してた
流「一旦家帰らな、神ちゃんの服返せへんから…」
嶺「ん~…後ででええから…」
随分甘えたやなぁ
仕方なくベッドに戻り神ちゃんを抱きしめた
ぎゅーっと抱きつき離れようとせぇへん
これはこれで珍しいし可愛いからええねんけど
家やからか随分というか甘えん坊やな
この行動も過去に何かあった所為なんか?
流「神ちゃん…過去に何があったん?」
嶺「ん~っ…」
ぐりぐりと頭を押し付けて、言いたくないようやった
そしてガブッと俺の肩を噛んだ
流「イッ…痛いて、神ちゃん」
嶺「嫌や…言いたくない」
流「助けたいねん」
嶺「嘘や…そんなん…誰も助けてはくれへんかった…」
流「神ちゃんの抱えてるもの俺も背負いたいねん」
嶺「そんなの無理に決まってるわ…分かるはずないやん…俺の気持ちなんて」
流「わからないからわかろうとしてるんやろ?」
嶺「うるさいっ…うるさいっ」
もんちは涙声で俺の胸を何度も弱々しく叩いた
それでも神ちゃんは俺から離れようとはせぇへんかった
流「何があったんや?」
嶺「嫌やっ!…うるさいっ…」
流「何で自分を傷つけようとするん?」
嶺「黙れっ…踏み込むなっ…」
神ちゃんはとうとう俺から離れてベッドから降りてしまった
嶺「嫌や…思い出させんでっ…あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁっ!!…」
床にしゃがみ込んで頭を抱えた
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