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神崎嶺side
嶺「ハァ…ハァ…ハァッ…あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ!!!…ハァッ、…ハァッ…」
何でこんな記憶を思い出さなあかんねん
何で…
何で俺は…
嶺「クソっ!!」
俺は精神的に不安定になったんやろな…
部屋で暴れに暴れて
気が付けば部屋は悲惨な状態になっていた
頬は濡れていて、手にはナイフ
切り刻まれたソファや壁、クッション、カーテン…
ダイニングの椅子は投げ飛ばしたのか床に転がっていた
腕はリスカした後
もう…無理や…
膝抱えて小さく丸まった
俺…何でここに居るんやろ…
何であの時…俺を…
考えるだけで俺が生きる意味がわからんくなる
俺の存在価値は何なんやろ…
壁を思い切り殴る…手には鈍い痛みが走る
あー、俺まだ生きてるんや…
そんな事を考えていたら電話がなった
大「嶺!講義始まるで?どうしたん?具合悪いんか?」
嶺「ごめん、今起きたから今から行くわ」
カバンを持ち、家を出た
ガチャ…バタン
嶺「ごめん、間に合ったわ」
大「っ!…嶺……」
もう…どうでもええわ
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