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最上望side
望「神ちゃん…辛かったよな?…ごめん、神ちゃんがずっと悩んで居たのに側にいたのに気付かんかった…」
神ちゃんを抱きしめた
神ちゃんは辛いはずなのにそんな素振りは見せんと他人事のように話しをした
嶺「辛いなんて…思われへんよ…オトンが死んだんわ俺のせいなんやから…
それにオカンの泣いてる顔見て思ったんや…何のために俺が体を張ってたんやろって…」
嶺「そりゃオカンや妹たちを守るためやったけど…なんかものすごくアホらしくなって、でも罪悪感はあって…
俺なんかいない方が良かったんちゃうかなって思ったりするんよな…」
大「そんな事ないっ!嶺は俺らには必要なんや」
嶺「わかってる…わかってるからこうやって話したんやろ?」
うっすらと笑う神ちゃんの目の奥は笑ってなくて
冷たい表情をしていた
どうしたら助けられるんやろ…
流「俺らの前では無理せんでええんやない?」
嶺「え?」
流「無理して笑わなくていいし、泣きたいなら泣いてええから…隠さんで?」
嶺「ええの?…ホンマに」
大「おん、俺らが受け止めるから…」
嶺「…じゃあ、俺を殴っ…望「それは無理…ごめんやけど、俺ら神ちゃんの過去を知っても神ちゃんを傷つけることはできひん」」
嶺「今受け入れるって言った…」
大「まずは自傷行為と薬をなんとかやめさせたいなぁ?」
望「薬の件はたぶんやけど、誰かと一緒に寝ると大丈夫なんやないかな…」
流「それは俺も思った」
大「俺も」
嶺「…抱きしめてもらうと悪夢も見ぃひんし、不思議と眠れる」
流「じゃあ、誰かと同棲する?」
大「俺ええで?嶺を近くで支えたい」
流「それは俺も一緒や」
望「俺やって」
みんな密かに神ちゃんに想いを寄せてたのは知ってた…俺も同じや
だからここぞとばかりにアピールする
やって、神ちゃんに頼られたい…支えたいって思うやろ?
流「じゃあ、日替わりで神ちゃんと一緒に寝るってのは?」
嶺「みんな、俺と寝てくれるん?」
大「おん、嶺を1人になんてせえへんよ」
少しだけ冷めた目に光が入ったように見えた
嬉しいんやろなぁ
今神ちゃんは俺が抱きしめてるからだいぶ落ち着いてるみたいやし
神ちゃんは人肌が恋しいんやろなぁ
過去が過去なだけあって…人に依存してしまうんやろな…
大「嶺、こっちおいで」
大輝は神ちゃんを奪うとぎゅーっと抱きしめていた
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