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神崎嶺side
昨日は流星が担当やった
みんなが日替わりで来てくれるから、俺は今のところパニックも、起こさずに済んでる
でも、…きっといつかみんなにケガさせてしまうんやないかな…
みんなに嫌われるかもしれへん…
いや、もうめんど臭いって思われてるかもな…
みんなは頻りに『必要だ』とか、『俺らがいる』って言うけど
正直、上部の言葉としか感じ取られへん
でも、みんなに甘えて、優しさに漬け込んでるのは俺やし、一番最低なのは俺自身や
嶺「めんどくさ…」
何をしても、記憶と後悔は残り続ける
今ウジウジ考えてる自分もめんど臭いし、立場が逆やったらこんなこと考えてることがめんど臭いって思ってまう
考えるのやめよ
目を閉じると蘇る記憶に舌打ちをして
震える手をなんとか抑えて大輝を待った
ピンポーンッ
来た…
大「嶺ごめん、遅なった」
嶺「ええよ、バイトやったんやな?」
大「おん、ちょっとな…はよ終わるかなって思ったんやけど終わらんかった」
大輝を招き入れるとぎゅっと抱きしめてくれる
大「嶺、震えてる…また思い出したん?」
優しく語りかけるように耳元で言うから、安心した
誰か居らんと安心できひんとか…
自分が弱い人間やってつくづく思う
今日は特に自己嫌悪に陥ってんのかもな
嶺「ちょっとな…でも大輝がおるから大丈夫…」
大「ホンマに?」
嶺「おん…」
大「無理したらあかんからな?」
そう言う大輝たちの方が無理してるやろ?
こんな俺と一緒にいてくれるとか…
嶺「…」
大「嶺が迷惑って思うぐらい、俺は嶺のこと心配やし、大事やからなんでも言うてな?」
嶺「今…物凄く自分が嫌いや……」
大「どうして?」
嶺「弱いから…」
大「弱くなんか無い…それに、みんながみんな強いわけでも無いんやで?…
溜め込むよりはこうやって素直に言える嶺は強い子やで?」
小さい子に言い聞かせるようにそう言うと大輝は俺のおでこにキスをした
大「シャワー浴びて寝よか?」
嶺「おん」
大「ほな、一緒に入ろな?」
大輝が珍しくお兄さん振りを発揮させてリードしてくる
大輝に身を預けたら、ゴチャゴチャと考えていたことがどうでも良くなって楽になった
アカン…依存してまう…
そう思いつつもすでに俺は依存してるんやと思うわ
もう、誰でもええから、俺の側に居って…
俺を1人にせんで?
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