アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
61
-
南雲大輝side
嶺…なんやか…様子がおかしい
自分を追い込んでるんやないやろか…
不安が募ってまう
シャワーを浴び終わり、タオルで水気を取る
今の嶺は俺にされるがままで…
まるで人形になってしまったみたいや
大「嶺…水飲もか?」
嶺「…ん」
今の空返事からして水渡してもたぶん飲まへんから
口移しで飲ませるか…
大「嶺、こっち向いて」
水をグイッと口に含ませると嶺の柔らかい唇に当て、水を押し流した
嶺「んむっ…んくっ…んくっ…ハァ」
大「もっと飲む?」
そう聞くとやっと俺の顔を見て静かに頷いた
嶺の小さな唇が水で濡れて色っぽさがあった
俺は嶺の唇目掛けてまだ唇を重ねた
口移しというよりも、キスという行為に俺は夢中になってしまったんや
嶺「んぁっ…ハァッ…ハァッ…」
唇を離すと銀の糸が俺と嶺を繋いだ
アカン…めっちゃ好き…
赤く紅潮した頬にうるんだ瞳で俺を見つめる
そんな目で見られたら勘違いしてまうやんか
嶺「大輝……抱いてくれや…」
俺の中の何かがプチっと切れた音がした
大「辞めてって言っても辞めてあげられへんからな?」
嶺「おん…」
嶺をベッドに押し倒し…欲が暴走した
俺の下で喘ぐ嶺に興奮して、俺だけのものになってしまえって思った
嶺「んあぁっ…イクっ…あぁっ…っ!…あぁあっっ」
大「っ!…」
同時に果てて嶺をぎゅっと抱きしめる
愛おしい…
果てて疲れたのか…すぐに眠ってしまった嶺を見つめ、今までに感じたことないぐらいの愛おしさが込み上げてきた
眠る嶺を抱きしめつつ後処理をして抱きしめて眠った
大「大好きやで…」
…朝、目を覚ますと嶺はまだ眠っとる
寝起きが悪いから、まだそっとしておきたいけど…もぞもぞと動くと嶺の抱きつく手に力が入る
大「離れていかんから安心しい?」
起きてへんのに離れるのを拒む嶺に愛おしさが募る
仕方ないから、起き上がって、嶺を引き寄せ抱きしめて座った
嶺「…んぅ…」
大「おはよう…嶺…」
嶺「だい、き?…」
なんや寝ぼけてるんか?
大「そうやで~おはよう」
嶺「ん…」
こんなに天使なのに…少しずつ過去が消え去って、嶺を苦しめるもの全部無くなればええのにな
寝起きの嶺の顔を見てなんとなくそう思った
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
61 / 94