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夜神流星side
今日の神ちゃんは何だか元気すぎて空元気なのがわかる
顔色も良くない
流「大輝、神ちゃんの様子おかしくね?」
大「そうやねん…嫌な予感する」
流「今日はフルコマやから…様子見て、危なかったら俺らでフォローしよな」
大「おん」
神崎嶺side
昼休みになった…
食堂に向かってる時
大学内で、工事が行われていて、
その近くを何気なく歩いていた
ポタッと雨が頬にあたり
ふと上を見たら鉄骨がたくさん組み立てられてた
たくさんの鉄骨がクレーンで上に持ち上げられてるのもあった
"ガシャンっ!!!"
"グシャッ"
神「っ、…」
一番嫌な記憶を思い出してしまった
急に気分が悪くなって近くのトイレの個室に入る
自分自身を落ち着かせる
今すぐにでも消えてしまいたい気持ちを抑えて
深呼吸した
ら
あかん…気持ち悪い
一瞬で命が消える音が頭に残って
胃の中に何もないのにムカムカしてくる
嶺「ゔっ…ゔぇっ…」
吐き気がして、すぐに便座に顔を近づけ吐いた
吐いてる時も思い出される記憶に気持ち悪さが増してシンドイ
嶺「はぁ、はぁ…おぇっ…」
やっぱりみんなに過去を話したところで、俺自身の問題なんやから解決なんてするわけがなかったんや…
話した意味なんてなかった
俺の過去を話したことでみんなの気分が下がって、同情してそばにいてくれるだけや
俺がこうやって吐いてるところ見られでもしたら余計に面倒な奴って思われる
嶺「はぁっ、はぁっ…」
やっと吐き気が収まって吐いたものを流してから個室を出た
鏡で見た自分の顔は情けない顔をしていた
嶺「ホンマに弱い人間やわ」
口を濯いで
何も無かったかのように食堂に向かった
流「神ちゃん…よかった…どこに行ってたん?探したんやで?」
嶺「ごめんごめんっ…ちょっと、トイレ行ってた!」
望「神ちゃん…顔色悪ない?」
嶺「気のせいちゃう?」
大「無理してるんやないの?」
嶺「無理って何が?w…そんなことより、みんなは何食べるん?」
3人『……』
ええねん
これが俺なんやから
これが今まで通りの俺や
誰にも頼らずにここまできたんやからこれからも生きていける
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