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あかん、全然見つからん
嶺ん家に行けばええんやろか
みんなまた集まったところで嶺の住むマンションまで行き、合鍵で入る
部屋は真っ暗でまだ帰ってへんのか?
電気をつけ、中に入る
部屋は相変わらず綺麗なままで
寝室の方に向かうと静かに座っている嶺の姿
大「嶺…」
そっと声をかけるとこちらを向いた
目が…光を帯びてなくて
ひどく冷たい目をして居た
取り返しのつかないことをしてしまったんやって思わずには居られんかった
嶺「何で人の家に勝手に入ってきてるん…」
望「その、さっきのことを謝ろうと」
嶺「謝る?…何を?」
望「俺らは神ちゃんのことが好きや…
神ちゃんも俺らのことが好き…それでよかったのに…ゴチャゴチャ言うてごめん」
嶺「あー、…もうええよ…俺は別に1人でも大丈夫やし」
流「でも…」
嶺「愛したいとか、愛されたいとか…俺には無縁の事や…そう言いたかったんやろ?やっと正気になれたわ…」
望「神ちゃんっ!」
嶺「何?」
望「っ」
冷たい目で鋭く俺らを見つめる
嶺「早よ1人にして欲しいんやけど」
流「それは出来ひん」
嶺「なら、俺が出てくわ」
何も感情がないような顔で寝室を出て行こうとする
それを俺は手を掴み制した
心を閉ざしてしまった嶺
一番恐れてた事
一番やっては行けなかったことをしてしまった
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