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神崎嶺side
嶺「手、離してくれへん?」
大「嫌や…どこ行くん?」
嶺「どこだってええやろ…大輝たちに関係ない」
そう、関係ない
みんなの顔が歪んで行く
何でそんな顔するんやろ
嶺「今までワガママ言うてゴメンな?迷惑やったやろ?…もう何も言わへんから」
流「神ちゃん、本気で言うてるん?俺らのこと好きって言うてたやん…1人が寂しいって」
嶺「1人が寂しい…な…俺もともと1人なのに何が怖かったんやろ…何が寂しかったんやろな?」
流「っ」
嶺「ほんまにそろそろ手を離してくれへん?」
なかなか手を離してくれへん大輝の腕を俺の手を捻って外す
みんなの顔を見ても何とも思わへん
泣きそうな顔をしてるのんちゃんの顔を見ても、真剣な顔をしてるみんなの顔を見ても
どうでもええ
大「好きなんやっ!行かんでや…心閉ざさへんで…」
切なそうな大輝の顔
嶺「好きとか…愛とか…俺わからんし…もう欲しいとも思わん…どうでもええ」
冷たくそう言って家を出た
ガチャン…
重たい扉が閉まった音がした
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