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神崎嶺side
マンションを出て、すでに暗くなった外をプラプラと歩く
すると足音が近づいてくる
大輝かな?
この足音
大「嶺っ!!待ってや…どこに行くん?」
嶺「関係ない…大「関係なくないっ!」」
大「なぁ、そんな顔せんで…笑ってや…」
嶺「…アホらしい…」
大輝を無視して歩き続けると後ろから大輝がついてくる
気にせず歩き続けてスーパーに寄る
テキトーに買い物をして荷物を持って家に戻る
大輝が当然のようについて来る
嶺「なぁ、ストーカーで訴えてもええ?」
大「なっ!親友やろ!ストーカーちゃうし!」
流星たちは帰ったみたいで家には俺と大輝の2人
正直ご飯食べる気はせんけど、ずっとついて来てる大輝の分のご飯作るか
大「なぁ、嶺…」
嶺「…なんやねん」
大「好きや…」
嶺「そういうの迷惑や…どうでもええ」
大「…ほんまに1人がええって言うてるん?」
嶺「今まで1人やったんやから、寂しいって方がおかしいんや」
大「…」
大「俺は、嶺が1人でも平気って思ってることが嫌や」
嶺「何で」
大「俺ら必要ないってことやからやん」
嶺「せやから言うてるやろ…俺は1人でも大丈夫やって…大学で迷惑かけるわけでもない…プライベートでも拘束してこっちの方が謝らなあかんわ」
大「違う、嶺は1人になるってことは俺らのことも拒絶してることになるやん」
嶺「…何でそうなるん」
大「拒否してへんのやったら心閉ざさへんやろ?」
嶺「俺に踏み込むなや…そういうの迷惑やねん…俺が1人にせんでとか言うたから気を使ってるだけなんやろ?
そういうの要らんから」
大「そんなんちゃう、気を使ってるんやない!
安心してもらいたいくて、俺らが一緒に居たいから居たんや」
嶺「…だとしても、そういうの要らんわ」
大「何でや…」
嶺「ほんまにしつこい…」
大「俺らのこと嫌いになったんか?」
嶺「しつこ過ぎて嫌いになりそうやわ」
重「…」
無言で俺の方に来てぎゅっと抱きしめられる
嶺「離れてや…邪魔」
大「嫌や」
嶺「…」
大「(グゥ~ッ)」
嶺「腹減ったん?」
大「うん…」
…
大輝用に作っていたご飯をテーブルに置き大輝を座らせる
嶺「ほら、食え…」
大「ええの?!」
嶺「どうせ、帰る気ないんやろなって思っとったから」
大「ホンマにおおきにっ!」
ガツガツ
モリモリと食べる大輝を頬杖をついてみた
大「美味いっ笑…さすが嶺やな!」
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