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南雲大輝side
嶺は感情のない人形のようや
でも、キスをしたり好きって言うと目の奥が動いて
抱いている時が一番表情が豊かや
好きと言いながら腰を振ると嶺も中を締め付けてくる
涙を溜めて切なく喘ぐ嶺は色っぽくて儚くて壊れてしまいそうや
今日休みで良かった
嶺と2人きりや
体を繋いで行為が終わった頃には嶺は疲れて眠そうにしとる
愛おしさが込み上がってくる
シャワー浴びて眠る嶺のところに戻り、抱きしめながら頭を撫でているとガチャッと音がなって流星たちがやって来た
流「…まさか大輝がおるとは思わんかったわ」
大「よぉ、みんな揃ってどないしたん?」
望「神ちゃんに何したん?」
大「?…何って何が?」
流「神ちゃんの事抱いたんやろ?…嫌がらへんかったん?」
大「嫌がったと言うよりは…距離を取りたがっていたな
わざと俺を傷つけるような言葉を選んだりな?
でも、いくら拒まれても怯まずに押し通すと嶺が折れてくれるわ」
大「1人がええとか嘘や…一緒におるとどこか安心してるところもあるし、でも好きとか…愛してるとかはやっぱりよくわからないみたいや」
流「…俺らは側にいてもええんか?」
大「嶺は俺らのことを嫌いになったわけちゃう…話しかけるとちゃんと返してくれる」
望「ゆっくり、また向き合ってく必要があるって事やな」
大「おん」
嶺「ん…」
目を覚ました嶺はまだ重そうな瞼をゆっくり開けて何度か瞬きをしてから俺を探すようにキョロキョロした
大「嶺おはよう…」
頬にキスすると、キスしたところを手で拭われた
嶺「ん」
それでも返事を返してくれて体を起き上がらせてみんなが居る事にやっと気づいた
嶺「なんでみんな居るん?」
流「神ちゃん…今まで見たく毎日俺ら交代で神ちゃんの家に来てもええか?」
嶺「…なんで?…」
望「神ちゃんは要らないって言うけど、俺たち、神ちゃんのこと好きやし、神ちゃんは1人やないのにもともと1人だったとか言うから…」
流「そんなに俺らって頼りない?神ちゃんにとってはどうでもええ存在?」
嶺「…」
流「神ちゃんがしんどいなら、その時は距離置くから、今まで通り神ちゃんのそばにいさせてや」
嶺「…また人に依存してまう…自分でもわかってんねん…愛されたことない人が人を愛せないって…なのに愛されたいって思うとか俺…どうしようもない奴やん」
望「神ちゃん…」
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