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南雲大輝side
みんなが帰った後
嶺は表情が豊かになった
ただ、おどおどしたり、どうしたらええか わかってへんみたいな態度をとる
それがまたかわえくて
俺はもうニッコニコなわけで
何かある度にぎゅっと抱きしめると、戸惑いながら遠慮がちに手を回す嶺
唇にキスをすると
ビクッと震えるがその後目を閉じてキスに応えてくれる
もう可愛くして仕方ないわ
嶺「大輝ってこんなにスキンシップ多かったっけ?」
大「嶺のこと好きやからしてんねん…嫌やった?」
嶺「嫌とかや、ない…けど」
そっぽ向いてブツブツと何か言っとる
そんな姿も可愛くて、俺らの愛全部伝われ!って思うわ
嶺「ご飯作ってんねんから…ちょっと離れてや」
大「もうちょっと」
俺の方が依存してるんちゃうかってぐらいベタベタしてもうてるわ
嶺「大輝の手、火傷してまうで?」
大「はいよー、離れればええんやろ?離れれば」
嶺「…なんでそんな風に言うん?危ないから言うただけなのに…」
もう完璧元の嶺に戻ったみたいやな
嶺のお手製の朝ごはんは美味しすぎてご飯をお代わりしてしまった
大「嶺、料理上手すぎやわ…朝からお代わりしてもうた」
嶺「大輝、朝からあんなに食べるとは思わんかった」
昨日嶺と約束していたケーキを買いに一度嶺の家を出た
何も言わんで出かけてくるとだけ伝えたから
嶺は動揺したような顔をしたけど
無理に平然を装って「おん、行ってきたら?」って言うから
可愛くて抱き寄せておでこにキスをして
大「すぐ帰ってくるから、待っとき?」
とだけ言って家を出た
…
やっと手に入れた
人気のケーキ屋に行って数量限定らしいケーキと後嶺が好きそうなケーキを何個か買ってきた
意外と並んでたな。
合鍵で中に入ると寂しそうな顔をしていた嶺が帰ってきた俺を見て少しビックリしていた
大「帰ってくる言うたやろ?」
嶺「やって、すぐ帰るとか言うてまったく帰ってこうへんから…」
時計を見るとここを出て3時間ほどすぎていた
大「これ買いに行ってたんや…嶺ケーキ食べたい言うてたやろ?」
嶺「ホンマに?…コレ、超有名なケーキやん」
大「おん、嶺に喜んで欲しくて…食べよ?」
嶺「おん」
あ、少し笑った
嶺は目の奥がキラキラと輝かせてケーキを見つめてる
可愛い…
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