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28(夕璃side)
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はぁ
今日も疲れた
変わらない毎日を送っている
いや違うか
やっと普通の生活が出来てるのか
あ!!!!
藍ちゃんと一緒に帰ろ〜っと!
藍ちゃんはすぐ僕を置いて帰ろうとするんだから〜
同じアパートなのにね!!
なんて鼻歌を歌いながら藍ちゃんのクラスに向う
ガラッ
「あーいちゃんっっ♡」
僕が藍ちゃんのクラスに行くのなんて珍しくなく、
さらに言えばザルだ
それなのに懲りずに毎回色目を使ってくる女の子達にはもう、うんざりだ
それにやたらボディータッチの激しい子
声が高い子
鼻につく香水の匂い
今日も変わらない。
んー
それより、さっきから藍ちゃんの様子がない
この時間はいつもいるのに
おかしいな〜
「あー、幼馴染くんじゃーん」
「……どうも」
僕はきっといつもの笑顔で話している
「本当、君って食えないタイプだね」
「お互い様でしょ?」
何度あってもいけ好かない
それは本能的な何かなんだ
その答えは僕達は出てる。
ただ一人、まだ何も分かってないんだけどね
「やーだなー。そんな怖い顔すんなって」
「別に野崎くんに用はないんだけど」
「藍兎だろ?……多分…」
「なに?」
「黒川の所に補習しに行ってる」
知らなかった
僕って以外と感情的で口より先に身体が動くらしい
僕は黒川の所へ向かった
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