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short story くまさん
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岬side
「....」
俺は、くまさんと目を合わせていた。
「...どの子がいいかなぁ...」
じーっとくまさん同士を比べる。
車に寂しいから置いておいたくまさんを、冬夜がぎゅっと抱き締めていた。
...増やそう、増やすしかないっと思って、早速ショップに来たのだ。
「何かお探しですかぁー?」
ショップの店員が近づいてきた。
チラ、と周りを見ると、ファンシーショップのためか、俺一人だけものすごく目立っていた。
なんか....ものすごく見られちゃってるな...?
近づいてきた女の人は、俺の隣でペラペラと話している。
...うーん、こっちの子か、こっちの子だな...。
どちらもくりくりの目と小さい鼻が、ちょっとだけ冬夜に似てる。
「...うーん...」
「良かったら一緒にお選びしますよぉ?」
「こっち...うーん、いや、こっち....よし、両方かな」
一つは家に置いておこう。
「あっ、お決まりですかぁ?」
「うん、決まったよ」
ショップの店員ちゃんに、笑いかける。
「かっ、...っ彼女さんにプレゼントなんですかぁ?」
んん、彼女さんと言うよりは…
「俺の可愛い子猫ちゃんにあげるんだよ」
ぎゅう、とくまさんを抱いて、冬夜がこのくまさんを抱くところを想像する。
「っっ、」
んふふ、喜ぶかな?
俺はウキウキしながら帰路についた。
end───53、54ページ 増えるくま の背景
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