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ムズムズ3
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ジンジンとした疼きが下半身から全身へと伝わる。
「...っ、最近、岬といるとドキドキするっ...」
「...」
今もそうだ。
壊れそうなくらい、心臓がドクドクしてる。
こんなの知らない。
「どうすればいいんだよ....」
「分かんない?」
「...わ、分かんない......」
........そんなの、嘘だ。
あの後。
腰の抜けた俺を、岬はベッドまで運んでくれた。
「そこ、抜くの手伝おうか?」
「っ、いいっ!」
そこ、と言って指し示した俺のモノはゆるく硬さを持っていたが、岬のニヤニヤを無視して俺は布団に潜った。
...岬と俺は付き合っている。
それは、俺がOKしたから。
嫌いじゃないなんて曖昧な言葉を使って。
「....ありがとう」
「うん。バイト頑張ってね、冬夜」
いつものように車でバイト先まで送って貰って、見送られる。
...俺は多分、岬が好きだ。
保健室のベッドの中で出した答え。
ムズムズとした感覚を胸の中で感じる。
遠ざかっていく車を見つめながら、だからどうした、と自分に問いかけた。
......どうやって伝えろというのだろうか。
考えつつも、俺はPeaceのドアをくぐった。
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