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夕雨side
「何してんの…?」
黒い車から落ちるように出てきた人は昨日俺がキスをした雅日だった。
「なんでお前が…」
そう言う雅日の顔は蕩けていた。
マスクをしていない雅日は初めて見た。
本当に可愛い顔してるな…
綺麗な二重に綺麗な涙袋に肌は白くてぷっくりと薄いピンクの唇、ちょっと茶色い髪の毛。
全部俺のものにしたい。
今の雅日はさっきまで致していたかのような顔だ。
目は涙でうるうるし、頬はピンクになって、唇からは唾液が漏れている。
えっろい…
男なのに、ちょっと勃ちそう…
「いや、家から出てきたらお前がいたから…
お前こそ、何してんの?」
とりあえず雅日を立たせようと肩を触るとあぁっ…と声を出す。
なんだよこいつ…
完全に勃ってしまった。
「ねえちょっと。歩ける?」
今すぐ襲いそうになる衝動を抑え、雅日を立たせて家まで運ぶ。運んでる間にも雅日は甘い吐息を耳元で放っていた。
家の鍵を開け、雅日を家に入れた。
「本当にどうしたの?」
「なんか、神谷のために学校早く行ったら…学校空いてなくて…ウロウロしてたら男の人にぶつかって…車…入れられて…変なの飲まされて…」
あー、媚薬か。
だからこんな状態なのか。
俺が見つけて良かった…
他のやつにこんな姿の雅日見せたくない。
何だこの気持ち…独占欲?
「ね…神谷…」
トロンとした目で見つめられる。
襲いそうだ、本当に。無意識なのか?
「なに?」
「ちょっと、ヌきたい…」
この言葉を聞いた瞬間、俺は理性を失った。
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