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次の日になりまた俺は朝早く家を出た。
神谷に会いたいのもあるし、あんな家1秒でも居たくない。
学校が見えてきた。でもやはり校門は空いてなかった。
学習しないなあ俺。
まあ前みたいになるのは嫌だから校門の前で座って待とう。と思ったら後ろから頭を叩かれた。
「来るの早すぎだろ」
それは会いたくてたまらなかった神谷だった。
今すぐにでも抱きつきたい…けど自分から行くのは恥ずかしい…
「なんでいるの…」
「一ノ瀬早く来ると思ったから。」
なんだよそれ…俺の事考えてくれてんのか…
やめてよ…期待しちゃうから…
「彼女はいいのかよ」
突き放すように言ってしまった。
なんで俺はこうなんだろう…
自分が傷付くだけなのに。
「彼女?なんのこと?」
とぼけなくてもいいのに
「先輩に告白されてるんでしょ」
「あぁ、あれか。
別に付き合ってないよ。誰とも。
付き合う気ないし」
なんだ…いないのか…
よかった、本当によかった。
泣きそうになった。
でも、泣きたくない。理由聞かれたら困るし…
「そうなんだ。
風邪は大丈夫なの?」
と聞くと神谷は俺の頭を撫でて大丈夫と微笑んだ。
なんとか涙を堪え、2人で校門が開くのを待った。
その間に他愛のない話をした。
神谷が隣にいる。一緒に話してる。
それだけで幸せだった。
「雅日」
神谷の方をむくと
「むっ、ふぅ…は、ぁ」
大人のキスをされた。
「ばか!誰か来たらどうするの…
それに昨日はしなかったのになんでいきなり…」
「ばーーか。昨日したら風邪うつるだろ。今日もうつるかもだけど。
別に俺は見られてもいいから。」
なんだよ、かっこよすぎるだろ
もうなんか、好き…
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