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「何言ってんだよ…
お前のせいで!!!お前が…お前が俺に変な事したり、優しくしたりするから!!
俺はお前でいっぱいになったのに…
なんで過去形なんだよ…
俺だって…さっきじゃあね。って言われた時なんで伝えなかったんだろう。って後悔した。
それほどに神谷の事が好きなのに…
恋愛とかよく分からないけど、神谷といるとドキドキしたり、たまに締め付けられて、苦しくて…
一日中考えてることは神谷の事なのに…
さっき1人でいる時だってずっと考えてた。
泣いてたら神谷が優しく抱きしめてくれるんじゃないかって…
俺が神谷の事好きだ。って伝えよう…って思ってたのに…」
泣きながら言いたいことを全て言った。
途中から自分でも何が言いたいのか分からなくなった。
でもそれほど神谷に腹が立った。
けど、神谷が俺の事を好きって思っていてくれて嬉しかった。
神谷は俯いたまま何も言葉を発さなかった。
俺も静かな空間にいるとだんだん冷静になってきて、
神谷の好きは友達としてだったかもしれない。それなのに俺は…
「雅日の好きってどうゆう好き?
友達として?付き合えるような好き?」
怖い。
ここで付き合えるような好き。と言ったら引かれてしまうのでは…
でもさっき、伝えるって決めたし…
「付き合えるような好き。」
そう言った途端神谷は涙を流し、こう言った。
「訂正させて欲しい。
好きだった。じゃない、今でも好き。
ずっと好き、これからも。」
なにそれずるい…
なんで…
でも、嬉しい。
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