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「はぁー、疲れた」
もう全部服を着た夕雨が言う。
「腰痛いお尻痛い」
「雅日がもっと。って言うから…可愛くて止まらなかった。ごめんね」
俺の頭を撫でながら言う。
俺から強請ったから…大分恥ずかしい…
時間はもう20時過ぎで、風呂に入って近くのコンビニでご飯を買った。
ご飯を食べながら学校での事とか、最近あったこととかを色々話した。
それから2人で手を繋ぎながらテレビを見た
夕雨と一緒になれて良かった。
心の底からそう思った。
「夕雨」
名前を呼ぶといつもの様に微笑んで
「何?雅日」
優しく名前を呼んでくれる。
それがすごく嬉しい。
あの家に帰らなくていい。
夕雨が隣に居る。
それだけで良かった。
夕雨のケータイが鳴った。
「はい」
電話の奥から聞こえるのは男の人の声だった。
男の人というのは分かったけど、何を話してるのか分からない。
ただ、夕雨はずっと敬語だった。
そうだ、近くにいても夕雨の事、何も知らない。
何も知らないことが何故かすごくショックだった。
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