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雅日side
朝起きると隣に夕雨がいなかった。
どこ…
夜、夕雨が元気なくて心配だった。
それに、俺も結局ショックを受けて、モヤモヤしたまま寝た。
夕雨が隣にいないだけでこんなに不安になってしまう。
部屋のどこを探してもいない。
すごく不安になって涙が出てきそうになる。
けど堪えた。
「夕雨…?どこ…」
寝た部屋を出て、とりあえずリビングに入る。
「雅日、おはよう。
ぐっすり寝てたね。体痛くない?」
昨日の夜、あんなに元気なかったけどもう今はいつもの様に普通の顔をしていた。
夕雨が居たのが嬉しくて抱きついてしまった。
「雅日、どうしたの?」
夕雨の優しい声が余計泣きそうになる
「朝、隣いなかったから…」
夕雨は微笑んで俺の頭を撫でた。
落ち着く。
なんか俺、夕雨無しじゃ生きられないみたいになっちゃった。
嬉しいけど。
「雅日、昨日はごめんね。
嫌なタイミングだった。せっかく雅日といたのに。」
やっぱり嫌な人からの電話だったんだ。
何も知らないってこんなに辛いんだ…
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