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雅日side
「夕雨おはよう!」
いつも通り笑えてるかな?
「おはよう。雅日。」
まだ直ってない。
夕雨の顔。
踏み込むなって言ってる。
なにか話さないと。って思うけど踏み込むなって言ってるから何を話したらいいか分からない。
夕雨の好きな物を知らない。
夕雨の好きな食べ物を知らない。
何も、知らない。
それがすごく辛い。
泣きそうになったけど夕雨に心配かけたくなかったから、先生の所に話あるから行ってくるね。と言って夕雨の隣を去った。
先生の所なんて行きたくなかったけど後で何か聞かれたら何も答えられないから行くことにした。
元から体育委員会の事で呼ばれてたし…
職員室の戸をノックし、
「失礼します
2年5組の一ノ瀬雅日です。」
担任の元へ行って、体育委員会の話をした。
「体育委員会入ってくれるのか?」
「体育委員会って何するんですか?」
「前期は1ヶ月後の体育祭の準備とか進行だな。」
うわ、面倒くさそう。
でも内申あがるよなあ。
まあ帰ってからやることも無いし。
「やります。」
中学の時学んだ。
先生には媚を売ると有利だ。
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