アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
79
-
俺は3限から授業に出て、お昼はいつも夕雨と食べてたけど、今日は春樹と食べることにした。
「最近元気ないじゃん。どうしたの?」
「なんて言うか…なんて言うか…」
同じ言葉を繰り返すと春樹は何故か大爆笑した。
「恋の季節ですねえ」
恋と聞いて何故か嬉しかった。
まともに恋をしてこなかった俺にとって初恋が夕雨っていうのはとても嬉しかった。
告白されて付き合う。というのは何度かあったが、自分は大して相手の事は好きではなかった。
「あ、俺体育委員会行かないと。
行ってくるね。」
行ってらっしゃーいと元気な声で送り出された。
俺は早く櫻井さん会いたくて早歩きで音楽室へ行った。
「あれ、思ったより早いね。」
俺が望んでいた声とは違う声だった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
79 / 144