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俺は何回も何回も挿れられた。
早く終われと思った。
夕雨の事だけ考えた。
夕雨を思うと余計に辛かった。
なんでこうゆうとき傍に居てくれないの。
「いやぁ、気持ちよかった。
じゃあね雅日君。」
俺の腕と口を塞いでいたものを取った。
やっと終わった。
やっと帰ってくれた。
結局全部授業は終わっていた。
最近サボりすぎだなぁ…
「うぅ…うぁああぁっ…ひぐっ…」
辛い。
もう嫌だ。
「夕雨っ…助けて…」
俺を助けて。
俺はどうすればいいか分からない。
中から溢れてくるものが気持ち悪い。
早く風呂に入りたい。
夕雨の声を聞きたい。
投げ捨てられた制服を着て涙をふいてマスクをして教室へ向かった。
教室には誰もいなかった。
今ここに夕雨がいたらどんなに楽だったんだろう。
今ここに春樹が居てくれたら…
とりあえず学校を出て家に向かって歩き出した。
プルルル…
「雅日?どうした?」
夕雨だ。
夕雨の声。
俺の好きな声。
「ふっ、ぐぅっ… 」
「雅日!?」
夕雨の声を聞いて安心して堪えていた涙が一気に溢れ出した。
「俺っ、俺ねっ…うぅっ…」
泣きすぎて嗚咽が込み上げてくる。
そのせいで上手く喋れないけど夕雨はうん。と優しく聞いてくれる。
「あのねっ、謝らないとっ、なんだけどねっ、」
「うん。」
「他の人とねっ、せっくす、しちゃってっ、」
暫く沈黙が続いたが、また優しくうん。と言ってくれた。
「夕雨っ、いつ帰ってくるっ?」
それ以上は電話では言いたくなかった。
言ったら何もかも崩れて死んでしまいそうだった。
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