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彩原凛太郎.1
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「おーい、起きろよー」
鳥のさえずりを聞いて目覚めたい朝、外から聞こえる声で目を覚ます
、
「分かってるって…うるさいなぁ」
幼馴染が、俺を起こしている。
寝起きが悪く、以前、弟を蹴飛ばしかけてから、幼馴染の、彩原凛太郎(アヤハラ リンタロウ)が家の外から起こすようになった。
毎朝1回、家の外から大声で叫んだ後
俺の家のリビングに侵入し、母親と雑談をしながら、俺が朝食を食べ終えるのを待つ。
「おはよー!!セカンドマザー!!」
「おはよう、凛くん今日も可愛いわね」
「うっす!」
近所迷惑と言うものを、考えたことは無いのか…
「ほらー!椎菜!!凛くんが来てくれたでしょー!早く起きなさい!」
母親が、階段の下から叫んでいるのか、とてもよく聞こえる。
「うるせぇ!!」
寝心地の良いベッドにお別れを告げて、制服を着る。今日から中学3年生。受験生だ。
学ランに袖を通し、ベルトを締める。髪のセットは…
まぁ、テキトーに。
階段を降りる。トイレで用を済ませ、リビングのドアノブに手をかけ
ゆっくりと扉を開ける
「お、今日も眠そーだな!」
相変わらず、太陽の様な笑顔を浮かべた凛太郎が、椅子に座って手を振っている。
「寝みぃ……」
春休みの間、この日常が無かったため、久しぶりにやかましいのを見た。
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